しなやかで女性的なボディを持つ、美しい肉食動物。
そして、木の上では日曜のお父さん並にデレェ〜としている滑稽な巨大猫。
そんな動物である「豹」とその仲間のコミュニティです。
Panthera pardusとは・・・
■分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
目 : 食肉目 Carnivora
亜目 : ネコ亜目 Feliformia
科 : ネコ科 Felidae
亜科 : ヒョウ亜科 Pantherinae
属 : ヒョウ属 Panthera
種 : ヒョウ P. pardus
■学名
Panthera pardus
(Linnaeus, 1758)
■和名
ヒョウ
※全身が黒色の個体はクロヒョウと呼ばれる
■英名
Leopard
※全身が黒色の個体はBlack Pantherと呼ばれる
■ 形態
オスは体長140-180cm、メスは一回り小さく120cmほど。
尾が長く体長の半分以上もあり、オス95cm-110cm、
メス70-83cmほどある。
体重50-100kg。
毛色は地色が淡黄色から黄褐色で腹や尾の下面の
部分が白い。
全身に黒斑があり、背中と体側面は斑の中が薄くなって
梅の花のような形になっている。(梅花紋)
頭と足の黒斑は小さい。
幼獣は成獣ほど斑点が鮮明ではない。
オオヤマネコと体格はよく似ている。
■変異
さまざまな変異が見られ、全身が黒色の個体もいる。
このような個体はクロヒョウ(black panther)と呼ばれるが、
同種である。
クロヒョウはインド南部やマレー半島でよく見られる。
クロヒョウの毛色は暗褐色から黒色までさまざまであるが、
いずれもよく見ると通常のヒョウと同じように斑点が
認められる。
■亜種
ヒョウ P. p. pardus
Panthera pardustulliana Valenciennes, 1856
アナトリアヒョウ
Panthera pardus kotiya Deraniyagala, 1956
セイロンヒョウ
Panthera pardus japonensis Gray, 1862
キタシナヒョウ
Panthera pardus melas Cuvier, 1809
ジャワヒョウ
Panthera pardus nimr Hemprich & Ehrenberg, 1833
アラビアヒョウ
Panthera pardus orientalis Schlegel, 1857
アムールヒョウ
Panthera pardus panthera Schreiber, 1777
バーバリヒョウ
Panthera pardus saxicolor Pocock, 1927
ペルシャヒョウ
■絶滅亜種
ザンジバルヒョウ P. p. adersi
■生態
サバナや森林、地域によっては市街地の比較的そばにも
生息する。
群れを形成することは無く単独で生活する。
夜行性。木登りが得意で、食餌、休息、子育て等を樹上で
行う。
食性は動物食。力が強くシマウマ等の大型草食獣も捕食
することがある。 時にはゴリラを捕食することもある。
しとめた獲物を木に登ってから食べることができるため、
ハイエナやライオンなど他の肉食動物に横取りされる
危険性は低い。
家畜を殺し、人を襲うこともある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://