ペロブスカイト構造とは結晶構造の一種である。元来ペロブスカイトとは CaTiO3(灰チタン石)のことを指し、この名前は発見者であるロシア人 科学者Perovskyにちなんで名づけられた。
ペロブスカイトと同じ結晶構造をペロブスカイト構造と呼ぶ。例えばBaTiO3(チタン酸バリウム)の様に、RMO3という3元系から成る遷移金属酸化物 などがこの結晶構造をとる。
理想的には立方晶系の単位格子をもち、立方晶の各頂点に金属Rが、体心に金属Mが、そして金属Mを 中心として酸素Oは立方晶の各面心に配置している。酸素と金属Mから成る MO6八面体の向きは金属Rとの相互作用により容易に歪み、これにより より対称性の低い斜方晶や正方晶に相転移する。
これにより、この結晶の物性が劇的に変化する。例えば、 対称性の低下により、モット転移を起こし、金属Mのサイトに局在していた価電子がバンドとして 広がることが出来るようになったり、 金属Mのサイト同士のスピン間の相互作用による反強磁性秩序が崩れ、常磁性に 転移したりする。この歪みによる相転移は、温度の上昇による金属Rのイオン半径の増加や、 金属Rサイトに不純物原子を導入することなどでコントロールすることができる。
参加資格…結晶化学、無機材料化学、電気化学などを研
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