主 旨
この会は、精神科において避けて通れない「行動制限」について考えていきます。
精神科でいわれる行動制限は「隔離拘束」が中心ですが、実は病棟ルールによる制限や、スピーチロックなどの普段意識せずにやっている行動制限は結構あるものです。意外とこのような身近な行動制限が隔離拘束へと患者を追い込んでいることもあるのではないでしょうか。行動制限最小化を進めるために理論や技術は大切ですが、私達は身近な行動制限を考えることで精神科で取り組んでいる行動制限最小化の推進につなげていきたいと考えています。
目 標
この会では他施設の行動制限最小化の取り組みを確認したり、困難事例の検討・参加者の抱えているジレンマ・不安などもとりあつかいながら、参加者が意欲を失わずに最小化に取り組んでいけるように、サポート(セルフヘルプ)していきたいとおもいます。また、日本精神科看護技術協会認定の行動制限最小化認定看護師の活動を応援していくことも私達の目標としています。
研究会の内容
1. 最小化の活動報告
2. 最小化推進につながる学習(精神保健福祉法・人権・CVPPP)
3. 最小化推進の研究活動
4. 最小化推進を妨げる要因の検討
5. 事例検討
6. 参加者の体験・経験談からの最小化のヒント・技の共有(語り)
7. 講演会(有識者・裁判官・家族会・医師など)
参加対象者
1. 精神科に携わる専門職
2. 教育・行政・出版・メディア関連