■「場所、群馬」とは
1993年から始まったこの活動は、白川昌生を代表とし、
場所の特性、歴史、記憶などに注目して美術活動を単独、複数の作家により行ってきた。
前橋市の中心街にある明治時代の建物、臨江閣、県の文化財、のあらゆる空間をつかって作家活動を行っている。
■コンセプト
「暮らしやすい美術」
表現活動をしている人は生活が大変で、他の生活手段を持っていることが当たり前となっている。
ここを解決していかなければ表現者は仮想の世界だけに住み込むことになる。
美術の歴史や流行に左右されず、世間の評価もお構いなしに、自らの心奥に沸き起こる、衝動によって生み出される芸術及び、その作品(生の芸術=アール・ブリュット)を作り上げる作家にしても彼らなりのリアリティに足場を持って表現を行っており、単に気違いであるのではなく「仮想/現実」にまたがる世界に位置しているのである。
このことはすべての表現者にとっても共通の場所である。
まず、作家にとって作家活動のみで暮らせる環境を作り出していくこと、から始める必要がある。
当然ここには制作のみならず生活のあらゆる場面が設定されていく。
そこを作家一人だけではなく、共感者、NPO的な人たちと関わって環境を変容、拡大していく活動の可能性の場がうまれてくる。
「暮らしやすい芸術」を目指す活動は、作家、参加する市民とその外部にかかわるプロセスープロジェクトとして展開されていくことになる。
最後にこれから前橋ではNPO環と協働の活動がはじまる。
詳しくこちらをご覧下さい↓
『場所、群馬』ホームページ
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困ったときには