ゲンリッヒ・ネイガウス著の「ピアノ演奏芸術について」の中に、次のような文があります。
・・・・・・・<技術>という言葉は、ギリシャ語の<テクネー>という言葉からきています。ところが<テフネ>(ギリシャ語<テクネー>のロシア語読み)は芸術をも意味します。どのような形で技術を改善しようと、それは芸術そのものを磨き上げていくことにほかならないのです。
つまりこのことは、内容、<秘蔵されている意義>、別の言葉で言えば、音楽の実体とも言える芸術のほんとうの血肉が表面にあらわれるのを手助けしていることなのです。残念ながら多くのピアノ演奏家たちが、技術という言葉のもとで、ただただ指の敏捷性、動きの速さ、つぶぞろいの音、勇壮な活発さといったことがらばかりを念頭において、ときにはただ輝きとか、はぜるような音にのみ注意を払う、つまり技術の個々の要素にのみ目を向けて、かつてのギリシャ人たちが理解し、本物の芸術家たちが捉えているような<本質を包含した技術>を念頭においてはいないのです。
技術<テフネ>−芸術<テフネ>は、極めて難しいものです。指の敏捷性、まちがえずに正確に弾くといったこと、あるいは楽譜どおりにきちんと音楽らしく演奏することなどがなされていても、それだけではまだ名演奏とはいえません。芸術的名演奏は、本物の、腰を据えた、気高い心にささえられた練習によってこそ、もたらされるのです。・・・・・・・
このような趣旨をふまえた上で、このコミュを通してみなさんで教えあったりしていけたら管理人は嬉しいです♪
■このコミュは、メンバーのみなさんで、練習中の曲の難しいパッセージの解決策などをディベートしたり、演奏解釈を分析していくことを趣旨としています。
■また、メンバーが充実したら定期的に都内のスタジオなどで勉強会を開いていけたらと思っています。
「技術面」
このパッセージ難しくて弾けない!
指が早く回らない!
跳躍が怖い!
ミスが怖い!etc...
「作品解釈面」
宗教的な作品をどうやってとらえるか!
聖書との関係は?
戦争があたえた影響とその解釈etc...
さまざまなピアノ演奏のコツを知りたい人大集合。
【注意!】
管理人はピアノの演奏テクニック<テフネ>を克服しているわけではまったくありません!
みなさんに教えていただきたい気持ちでいっぱいです♪
このコミュのメンバーがお互いにテクニックを伝授しあっていけるようなコミュを目指しています。
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(2013年6月24日)
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