メイ・ウエスト(Mae West、本名Mary Jane West、1893年8月17日 - 1980年11月22日)
アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身の女優。
「愛のあるセックスは最高。でも。愛がなくても、そんなにひどいものじゃないわ」
メイは、一八九二年にニュ−ヨ−クに生まれた。母はフランス人で教師、父はヘビ−級ボクサ−。
母はボ−ドヴィルに夢中で、機会があれば幼いメイを劇場に連れて行った。
五歳になるころには、ブロ−ドウェイ・スタ−の真似をするようになり、
二年後には歌と踊りのレッスンを受け始めた。十五歳のとき、脇役として舞台に立った。
一九二六年、メイは『セックス』と題する自作の劇で、ブロ−ドウエイをあっと言わせ、
落ち目の人気を回復しようとした。メイはジャン・マストというペンネ−ムを使い、
モントオリ−ルの売春宿で水夫を相手に春をひさぐ娼婦たちの物語を書いた。
その芝居の台詞には、下層階級の言葉や隠語がふんだんに使われ、
そのせいもあって大ヒットした。上演回数は三百八十五回におよんだ。
一九三三年、メイは「女性は太っているほうが自然という概念を一般化させた」
として中央産婦人科医協会から表彰されている。
相手役が誰であろうと彼女はきまったヴァンプ(悪女)役で
純真な若者を「ねえ、ちょっと・・・」とそそのかす。
あるいは、悪漢に向かっては「あんたのポケットの中で膨らんでいるのは拳銃なの?
それともあたしに会ってうれしいからなの?」と仄めかす。
そんな彼女をハリウッドは、ほおっておかなかった。メイも自身でシナリオを書いた。
『わたしは別よ』と『妾は天使じゃない』で大ヒットを飛ばした。
困ったときには