崖っぷちの資金繰り・編集
経済環境の激変で、苦しい気分の社長が一杯いらっしゃいますね。
実は、私どもも人ごとでは、有りません。私も経営者なのです。
私は、ヨットを仲間でやっていますが、ヨットは、本当に会社に似ています。ヨットの原動力は、風。風は、自分で起こせません。向きも決められません。波も関係しています。波は、自分で決められません。
風も波も受け入れるしかない。強ければ、帆を小さく畳んで、受ける風の量も変えなかればいけない。また受けやすいように目的地に一直線でなく、方向をこ刻みに変えることも出来ます。
嵐が来ます。強風が吹く、冷たい雨も横殴りで降る。波はザブン、ザブンとデッキの乗組員に降りかかる。そんな最悪な環境の中で、チームワークを保ち、時にスープやチーズを配りながら、勇気を出し合って、荒海を乗り越え、目的地に向かう。将にこの環境の経済状態そのものでは、ないか?
冬の嵐の海を船で乗り切るための様々な試み。「打つ手は無限!」
様々な打つ手!を提案します。この打つ手のアイデアの中から、読者の皆さんは、様々な、試みの手を打ってください。
「二個一(ニコイチ)」コストダウン。
?いろいろ増収をと、新しい設備投資や人員投資をしていますが、
外部とのアライアンスで、「他社と共同にする、出来れば人を預ける」等(弊社は、大阪の営業所の賃貸を閉鎖して、友人の会社で縮小したところに身を寄せた)
経営者は、どうしても増収を目指しますが、増収しても「益」がない。逆に投資や経費で足を取られる。効果が出るまでに体力を失くす。
経費という荷物を下ろす削減が、一番資金繰りや決算書には、効果が上がる。
「でこぼこカット最適化」
?強いところを抜き出す。仕事、お客さまの「でこぼこをみて、現状で生かすところを抜き出して」「でこ=凸」も「ぼこ=凹」を止める。凹は、捨てるしかない部分も多いが、どうせ捨てるなら、凸も凹も売却できないかを考える。
季節偏差の大きい業種は、「年間変形労働制」
繁忙期の期間を+1.5H 閑散期の期間を−1.5Hのように年間で合法的に残業時間の調整が出来る。
?上記の方法で減収でも、利益を確保(損益分岐させる)する方法を考える。
?部門毎の損益を厳しく観る。足を引っ張る部門に重点的にメスを入れざるを得ない。また入れざるを得ないことを担当の責任者に伝える。
?全体の人件費の聖域まで手を付けることを、船を守るために検討する。聖域はもはやないときも有ることを、責任者に理解させる。
社長の哲学を伝える
?朝礼
?「社長コンパ」
社長の哲学を意志を末端まで伝える、不安分子、不平分子、また支援分子と会社の一室で、「鍋」懇親会をやる。文句を言わせる、また社長の真意を伝える。
もらった酒、自宅の死蔵の酒、発泡酒。カセットコンロと鍋を持ってこさせて(私の役員室には、鍋、コンロの備品があります)、スーパーで鍋の具のセットを買ってくる。豆腐、野菜をたっぷり入れて、ヘルシー鍋。不足は、乾き物で。
「金をかけないで」「社長がここまでやる」「何でも社長が聴く」「社長に何でも言える」
「社長の思いに共感する」「何とか皆でしよう」「社長を盛り立てよう」「ここ
までしてくれる社長についていこう」そんな社長シンパをつくる。
私は、「社長コンパ」と名付けましたが、一緒に酒を飲む。鍋を突っつくが、一
番ハートウオーミングな、共感を得られる。
それを各部署、支社でやる。全員は来ない。だから良いんです。来たい奴だけ
来てもらう。
実は、私は、来週月曜日19時から、浦和で10人のメンバーで
「社長鍋コンパ」です。
飛び入り歓迎!たんなくなったら、近くのラーメン屋から、餃子とチャーハンで
も出前させれば良いんです。料理屋でないんだから、適当で良いんです。
メンバーの参加コミュニティ
困ったときには