死体博物館をご存知ない方のために、ご説明致します。
先ずこの死体博物館は、バンコクのトンブリと呼ばれる、チャオプラヤー川西岸地区に位置する、タイ王国立マヒドン大学医学部付属シリラート病院内にあります。
一般には、「病理学博物館」と「法医学博物館」の2つを総称し「死体博物館」と呼ばれています。前者は病的に亡くなられた方の亡骸またはその一部、後者は事故や犯罪で亡くなられた方の亡骸またはその一部が主な展示物です。
博物館の本来の趣旨は医学の啓蒙で、各国の専門家の間では特に先天奇形児の標本が充実していることで知られています。病院の付帯施設というよりは、マヒドン大学の付帯施設と考えて頂いた方が位置付けが分かり易いかもしれません。
このマヒドン大学ですが、医療系学部の規模がタイ最大、また付属シリラート病院も国立病院としてはやはりタイ最大規模です。ただ、シリラート病院は立地やインフラの差などから、外国人にはあまり馴染みのない病院かもしれません。
シリラート病院は、最新設備が揃っているとは残念ながら言い難いのですが、
ドクターの腕はタイトップクラスです。中にはその腕を買われ、日本を初め各国に出張治療へ出向くことがあるドクターもいます。
冒頭で「タイ王国立」と表現しましたが、実際の設立には王室が深く関わっています。そのため、王族の方々は例外なくこの病院をお使いになられています。
死体博物館に対しては、日本人の間ではあまり良いイメージがありませんが、医学的には大変貴重、かつタイでは権威のある施設だと捉えて頂いて良いと思います。
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