はじめまして。和泉視聞と申します。
縁有って、越後は、柏崎に寓居して、十年。
近くには、あの有名な良寛禅師の、晩年の弟子、貞心尼の住んでおられた、不求庵の跡があります。
今は、駐車場になっていて、庵は影も形もありません。
これも時代の流れで、仕方ないとはいえ、淋しい限りです。
でも私には、不求庵を再建して、観光客を呼び寄せるような、才覚も、財力もありません。
良寛禅師のことも、貞心尼のことも、あまり知識はありませんでした。
でも、図書館その他で、色々調べました。
後援者の援助で、柏崎の地に、庵を建てて貰った時、「不求庵(ふぐあん)」と名付けたことでも、良寛禅師の弟子にふさわしい、心の持ち主だったことが、偲ばれます。
貞心尼を語る時、師の良寛禅師と、和歌を除外出来ません。
良寛禅師が、好んで揮毫された言葉、「天上大風」と、貞心尼の辞世の歌
来るに似て かへるに似たり 沖津波
立ち居は風の 吹くに任せて
は、深い、禅の心によるものと思います。
無学な私ですが、参加される希望のある方は、コメントをお寄せ下さい。
柏崎といわず、新潟県といわず、日本語がわかる方なら、結構です。
なお、このコミュニティは、全てに公開されることを前提としています。
世界中の経済に、先の見えない時にこそ、静かに学び、話すことが必要と思います。