1939年11月9日、イタリア・ピアチェンツァ生まれ。カトリック系の学校で学んだ後、大学では哲学を専攻する。ローマ国立映画実験センターを卒業後、若干26歳にして『ポケットの中の握り拳』(65)で鮮烈なデビューを果たす。前年に『革命前夜』を発表したベルトルッチと共に、大型新人として注目を集める。その後も、国家や教会といった権威に対抗する存在を描いた問題作を次々と発表。ベルトルッチと並ぶ、イタリア映画界最後の巨匠として、ベルリン映画祭受賞2回、ヴェネツィア映画祭受賞3回、カンヌ映画祭コンペ出品5回、という輝かしい経歴を持つ。映画以外にも舞台演出、オペラ演出をも手がけている。
「ポケットの中の握り拳」(65)
「中国は近い」(67)
「討論しよう討論しよう」<「愛と怒り」第5話>(69)
「父の名において」(71)
「第1ページの怪物を叩け」(72)
「凱旋行進」(76)
「Il Gabbiano」(77)
「虚空への跳躍」(80)
「Gli occhi, la bocca」(82)
「エンリコ4世」(84)
「肉体の悪魔」(86)
「サバス」(87)
「La Condanna」(90)
「蝶の夢」(94)
「Il principe di Homburg」(97)
「乳母」(99)
「Un altro mondo possible」(01)
「母の微笑」(02)
「夜よ、こんにちは」(03)