この映画の正式タイトルは、
「はりんこ 愛あるゆえに アディオス・グッバイさようなら」
舞台は、岐阜県養老山の麓、湧き水の池「しみず」。
主人公は、三十万年以上の太古から脈々と生命を繋いできたハリヨ。
*ハリヨ(ハリンコ)は、トゲウオ科の魚で、現在は岐阜県と滋賀県の一部にしか天然分布していない希少魚。湧水がない場所には生息することはできず、今や絶滅危惧種指定魚とされている。
わずか体長約5cm程の彼らが、氷河期を越えて繰り広げてきた生命誕生の闘いがあった。
・・・しかし、近年の環境の大きな変化は、しみずの生態系にも着実に影響が及び・・・ハリヨの数も減ってきている。
十五年前しみずはハリヨのさわめきで満ち溢れていた。
今、このざわめきはもう、無い。
ハリヨ
「このしみずが永遠なら、私達も永遠です。アディオス・グッバイさようなら」
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