このコミュニティは、幕末の和歌山を知る貴重な文献である
川合小梅の「小梅日記」に関するコミュニティです。
■小梅日記の説明
川合小梅は、1804年、和歌山市西釘貫丁に生まれた。
父、川合鼎(かなえ)は紀州藩校「学習館」の助教だったが、
小梅が5歳の時に死去。16歳で後に学習館校長となる川合梅所
を婿に迎え、以来70年間ほぼ欠かさず日記を書き続けた。
祖父から漢学、国学者本居大平の弟子で歌人であった母から
和歌、また野際白雪に絵画を学び、豊かな教養を育んだ。
『小梅日記』は、“最古の主婦日記”として知られ、一藩士
の妻の目線から、幕末から明治維新にかけ、庶民の姿を細か
く記している。物価高にあえぐ庶民の暮らしぶりや家族のこ
と、また、酒による自らの失態を再三記し、封建時代に闊達
に生きた女性の姿がうかがえる。現存する日記は1849年から
85年のもので、1971年に子孫にあたる和歌山市の志賀裕春さ
んが自宅で発見。現在は県立図書館に保存されている。
小梅日記について自由に語り合いましょう。