20世紀の編集者、赤田祐一のコミュニティ。
氏の編集した本や雑誌を中心に雑談しましょう。最近のQuick Japanの悪口でも可。
<赤田祐一の略歴>
1961年東京生まれ。立教大学社会学部在籍中に『宝島』で漫画コラム執筆のバイトを行う。大学卒業後の'84年に飛鳥新社に入社。『popteen』誌で人面犬などオカルト系記事を担当するかたわら、『OHの肖像 大伴昌司とその時代』('88年9月)・『ひょうたん島大漂流記』('91年8月)などの単行本を編集。そのあいだ、若者向けの新雑誌の企画を社長に提出&却下され続ける。そのうち編集した単行本の一つ『磯野家の謎』('92年11月)が大ヒット。この成績を武器に再度企画書を提出するが「流通だけはうちでやるが金は出さない」とつっぱねられ、結局私費600万円をつぎこみ『Quick Japan』創刊準備号('93年8月)を制作。
『Quick Japan』について飛鳥新社社長が「まったくわからない」と言ったことを契機に飛鳥新社を辞職し、『QJ』と共に太田出版に拾われ、そちらで継続されることとなった。『QJ』18号('98年3月)まで編集長を務め、以降は単発的に連載記事を書くにとどまる。とある選考会で無視された小説作品があることを知り『QJ』誌を通じて作者を呼びかけ、その作品は『バトル・ロワイヤル』('99年4月)として世に問われ、編集者としての二度目のベストセラーとなった。
その後まんだらけ出版部に移り、モンドエロ雑誌『あかまつ』('01年6月)を創刊するも、こちらは別冊を含めて二冊で廃刊。同年、飛鳥新社に戻って『劇画狂時代』('02年9月)、『チャー坊遺稿集』('02年12月)、『少年レボリューション ダディ・グース作品集』('03年4月)、『岡田史子作品集 』(episode1が'03年6月、episode2が'04年3月)、『謎解き坊ちゃん』('04年9月、石原豪人)などの単行本編集を手がけている。『QJ』での連載をまとめた『ポパイの時代』('02年10月・太田出版)は必読。
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