生没年 1913年6月27日生〜1980年6月7日没
カナダに生まれるが幼少の頃ロスアンゼルスに移動。
後にマニュアルARTS高校入学中退。その後も美術学校に入るものの中退。
画家のしての出発時にはシュールリアリズムの影響がみられるリアリズム絵画を
制作する。その後ポロック、クーニングに代表される抽象表現主義の作風に移行する。
1960年頃を境に具像が復活し、kkk(クー・クラックス・クラン)←黒人排他主義集団、ユダヤ大量虐殺をモチーフとした絵を大量に描く。この一群の作品はテーマの過激さもさることながら抽象から具象への回帰が評論家の激烈な反感を食らうことになる。ここで彼の友人である抽象表現主義の重要な画家であるヴィレム・デ・クーニングは世間の喧騒を「ここには自由がある」と擁護する。
半具象絵画は彼の死の直前まで続き、暴力、酒を飲む怠惰なアトリエの自画像をあくことなく制作。
一見惨憺たるテーマにもかかわらず、作風は滑稽でお茶目である。ここが彼の絵の魅力であることは間違いない。
ポロック、ニューマン、クーニングほど紹介されてもいないし、知名度も落ちる画家の魅力をこのコミュで少しでも伝えられることができれば管理人としてのささやかな願いです。堅苦しくなく雑談から出発して欲しいですね。
トピはご自由に立ててください。お待ちしております。
参考文献「art since 1940: strategies of being」
ガストンの画集は現在日本語版があるかどうか不明です。洋書であればアマゾンで簡単に入手可能です。
philip guston-INFO
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