中国・重慶出身のジャズシンガー。
中国からの交換留学生としてアメリカへやって来たのは、10年前のこと。だが彼女はそれまでにも、7歳の頃から学校のコーラスのリード・シンガーとして活躍し、様々なコンクールやコンサート、タレント・ショウなどに出演していた。
アメリカに来たベイは、インディアナ大学に入学し、歌とピアノの勉強を続けた。1年目の終わりには、サンフランシスコで開催されたアジアン・アメリカン・ページェントに出演し、タレント・コンクールで優勝した。インディアナ大学を卒業した後、ニューヨークに移ったベイは、程なくジャズに魅了され、30年間ジャズを教え、ニューヨーク周辺で活動するジャズ・ピアニスト、チャールズ・シビルスキーのもとで勉強を始めた。彼女はまた、効果的な発声法を教えることで定評のある、ジョージ・アクシルツリーのもとでヴォーカルの勉強もしている。ニューヨークのジャズ・シーンに仲間入りした彼女は、歌を歌い、自分自身の音楽、自分自身のジャズで観客を酔わせるのを楽しんでいる。
その艶やかで豊かな声と、歌詞を伝える時の独特な表現で知られる彼女が歌うと、観客はあたかも彼女が自分たちと会話を交わしているかのような感覚に陥り、その甘く、暖かみのある声に導かれて、彼女の世界へと足を踏み入れる。ダイアン・リーヴスやカーメン・マクレエといったジャズ・ヴォーカリストの影響を受けたベイは、ジャズ・スタンダードを歌うことに力を注ぎ、ジャズのコート・チェンジやリズム、フィーリングを取り入れて伝統的な中国の歌を歌うことを得意としている。ベイはこの素晴らしいアメリカの音楽文化を中国に紹介し、他の多くの若い中国人アーティストたちに刺激を与えたいと考えている。
2005 年7月、故郷の重慶に里帰りした彼女は、地元のバンドと共にジャズのコンサートを開いた。聴衆は彼女の素晴らしいステージに圧倒され、彼女の深みのある、いぶし銀のような味わいを持つ声や、他とはまったく違う曲の解釈、そして、情熱的な歌いっぷりに感動した。重慶の新聞『新女報』では、「彼女はおそらく、ニューヨークでジャズを歌った最初の中国人女性である」と紹介された。
ベイはジャズを人生の一部としてとらえている。彼女は聴衆に、自分の気持ちや経験、心を伝えたいと思っている。音楽は人々の心の琴線に触れるものであり、それはまさに、ベイがアーティストとして、生涯かけて追求しようとしていることでもある。
JAZZ声とでも言うべき、女性の低めのしっとりボイスが特徴。
オフィシャルウェブサイト http://
プロデューサーを日本人の塩田哲嗣氏も務められている。
http://
ベイ・シューに注目してる人、集まれ!
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