「あ」から「ん」までの仮名46文字を重複せずに全て使って、文章化する言葉遊びです。古くは「手習い詞」「字母歌」などと言ったようですが、「あいうえお歌」「パングラム (pangram) 」など、いろいろな呼び名で呼ばれているようです。
「いろは歌」は有名ですよね。
(基本的な注意事項)
例えば濁音の「ぎ」を1度使ったら「き」はもう使えません。
音引きを使用する場合は「メール」→「メエル」、
「カーテン」→「カアテン」のように音引きする語の前の文字の母音を重ねることとします。
完璧な歌や文になってなくてもいいのです。
ちょっと変でも、めちゃくちゃでも、日本語はそれなりに意味が感じられるのが面白いのです。私は完璧よりも作り手の個性が出た作品が大好きです。
ちなみに、
のあ♪さん1作め
あかきくちひるわらうせれもん
ふいにやみよをねむのゆめ
さけとこはなしそろへてまつた
ほおぬりえす
赤き唇笑うぜ檸檬
ふいに闇夜を眠の夢
酒と小噺揃へて待った
頬ぬり絵す
ろばちん1作め
いつになる かみのおこえも そらまめさんと
わたちむひぬり あきふゆを
すしくうは へれやけて ほねよせろ
何時になる 神のお声も 空豆さんと
わたちムヒ塗り 秋冬を
寿司食うは ヘレ焼けて 骨寄せろ
サボタン1作め
わるいこうしたち へやからつきをぬすむ
ひくまもせほねなめてあそふ
ゆえにおれは みとりのけろよんさ
悪い子牛たち部屋から月を盗む
羆も背骨舐めて遊ぶ
故に俺は緑のケロヨンさ
∞れあ。1作め
ゆめのふちへんろしたほをあけて
やみうそはれぬおもいなら
むまにくわせるさ
こよひねつきとりかえす
夢の淵遍路した帆をあげて
闇嘘晴れぬ想いなら
夢魔に喰わせるさ
今宵寝付き取りかえす
マードレさん一作目
やよい ゆうつき あおにふりそめし
ひなの ねむる ほこら ぬけてはせかえる
ちみも えわす ろまんを くたされと…。
弥生夕月 藍に降り染めし
雛の眠る祠ぬけて馳せ帰る
魑魅も酔わすロマンを下されと…。
ゆうゆうさん初投稿。
たいこより
ひするてんしを
おかむれは
くらやみさへも
あけふとな
つねそろわぬち
えほうまきに
ゆめのせ
太古より
日出る天子を
拝むれば
暗闇さえも
明けうとな
常揃わぬ智
恵方巻きに
夢乗せ
はじめるさん1作め。
やね かわ はな うみ
たのしよるに くいちらす
おんとあゆむ ひろきこゑ
ほつて さふ せめ をり ゐ
そもぬけれ まえへ
屋根 川 華 海
楽し夜に 食い散らす
音と歩む 広き声
掘って そう 攻め 折り 居
其も抜けれ 前へ
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求む、あなたの46文字
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