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開運のすすめ「陰隲録」に学ぶ

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詳細 2019年9月2日 16:07更新

開運のすすめ〜『陰隲録』に学ぶ〜(永渕道彦訳)


『陰隲録(いんしつろく)』(袁了凡著)


江戸期や明治時代に、多くの人々に愛読されながら、今日まで忘れ去られた本がある。袁了凡著『陰隲録(いんしつろく)』はその一つである。

本書『開運の進め―陰隲録に学ぶ』は「立命の学」の部分を割愛した妙本であり、原文に現代語訳を付し、その上で筆者の読釈の言を弄したものである。

書名を「開運のすすめ」としているように、本書はこの視点でもって編集しなおしたものである。今日の人々にも再び、身近なものとして理解され、愛読され、生活の指針となることを念じてである。


陰隲について―
 陰隲録の陰隲とは、「書経」の洪範に「王箕子を訪ふ、王すなわち言いて曰く、ああ箕子、これ天陰に下民を隲(さだ)め、その居を相協す」とあり、武王が箕子を訪ねて、天というものは知らず知らずの内に下民を安じ定め、民のためにたすけ保ち協力させる、と言う意味である。
 この陰隲の語をとって書名に使用した。
 陰隲とはすなわち、天が知らず知らずの内に民衆を安定させ生活させるという意味である。


陰隲思想について―
 中国における、倫理、思想の主流を成すものは儒教、仏教、道教の三教であり、その歴史はこの三教の対立、競り合いである。だが、三教おのおのが説く思想の多くの人々にとって難解であった。そこで、三教鼎立の長い歴史の中にあって、これら三教を融合させて、理解しやすく、行いやすい教えが生まれることになる。一般社会に流布する教えと言う物は、難しい理論でもなく教えでもないからである。
 儒教、仏教、道教の三教を融合させた教えは袁了凡の以前に行われていたが、この教えを集大成して、理解しやすく、行いやすい教えとして説いたのが、了凡の『陰隲禄』である。


*永渕道彦:筑紫女学院大教授(国文学)

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