アオ
と
オレンジ
は
対比の色、なの。
お互いがお互いを主張しあって
隣り合えば
ある種の緊迫感、と刺激を与える。
混ざり合ってしまえば
あっとゆーまに
にごったグレーになってしまうの。
だけど
だけどね、、
なんで夕焼けの景色は
こんなにもキレイに交じり合って存在できるの?
アオとオレンジ。
主張を押し通すことなく
お互いの色を潰してしまうことなく
一番ベストの色合いを
僕に見せてくれるの?
穏やかな夕方
ほんのり夜の匂いを漂わせながら
僕を手招きしている
アオとオレンジが共存するのは
ほんのひととき。
気がついたら
日は沈んで
すっかり夜になってしまっているの。
ぼくは
その一瞬を逃さないように
なんどもその景色を収めたんだ。
アオとオレンジは
まるで恋人同士のようだ、、
待ち合わせは、そう
いつもの夕方。
アオは両手を広げて
オレンジを包み込む、の
与えられたほんの少しの時間を
愛おしむかのように
オレンジはアオに、溶け込んでしまったよ。
ロミオとジュリエット。
のように、ね。