ねぇ
こんなにも静かな夜を、きみは知ってる?
街頭の明かりもなくって
車の音も、生きものの声も、なにも、聞こえない
ぼくしか知らない、あの名もない星たちを
そっと、
いとおしく見守ってるの
幸せで満ち足りたこのカラダに
すっと染み入るように
夜が流れてる。
こんな夜を、ずっと前からしってるような気がすんだ。
吐く息は、夜空に浮かぶ雲にきえて
見たこともない無数の星が、ぼくに話し掛けるの
すこしつめたい空気は
青い透明な魔法
やさしく、やさしく包んでくれる
夜の雫が、ぼくを濡らして
心はしっとり、からっぽ
なんにもいらなくって。
溶け込んでしまったの。
そんな、そんな夜。
困ったときには