便宜上、初代作のプロ野球ファミリースタジアムから3作目にあたるプロ野球ファミリースタジアム88までは、それぞれファミスタ86〜88と表記する。
作品によって「ぴの」「ピノ」と表記が分かれており、初期の作品が「ぴの」、後期が「ピノ」である。
俊足の1番打者として、ファミスタ86から現在まで出場を続けている。ただしファミスタ86では代打であり、1番打者として固定されたのは翌年のファミスタ87からである。守備位置は外野手でセンターを守っている。初期の作品では守備は上手くなかった方だが、後に守備も格段に良くなっている。
ほとんどの作品で作品中1番の走力をもつ選手となっている。その速さの目安として、スーパーファミスタ5では「世界の盗塁王」福本豊の走力の2倍に設定されている。全盛期はフライを打ち上げない限りはゴロさえ転がせば、確実に出塁し、三塁までは確実に盗塁が出来た。そこからスクイズすれば1点が必ず取れた。
しかし、ツーアウトからだと同様に三塁まで進めても本塁に返せないことがあった。
また、ランナーが1塁に出ているとこの戦法が取れない。そのため投げる側がピノの前の打者でわざと死球を与えて出塁させることがあった。ただしこのやり方でも、1回の第1打席だけは防げない。
ナムコスターズは総合力では他のチームより劣っていたものの、確実に得点が出来るピノがいたため、プレイヤーが使えば決して弱いというチームではなかった。4番のぱっくが作品によっては成績が低かったこともあるので、ナムコスターズを使うプレイヤーはいかに効率よくピノを打席に回すかが勝利の鍵だった。
シリーズを通して作中最速というわけではなく、「巨人の星」に登場する俊足選手・速水譲次がモデルとされるA(アニメ)チ−ムの「はやみ」などに作中最速の地位を取られていたこともある。また初期や後期の作品では、ゴロさえ転がせば確実に出塁出来る、というほどには走力を設定されてはいない。
トイポップでのパートナーのアチャもファミスタシリーズに選手として登場しているが、登場回数は少ない。ピノほどの走力は設定されてはいないが、俊足打者である。
プレイヤーが使えばかなりの確率で出塁できたが、ゲーム中に表記される成績は打率2割5分前後、本塁打5本以下である。現実のプロ野球でも必ずしも足の速い選手が活躍できるかと言えばそうとは言えず、飯島秀雄(もともとは陸上選手で100メートルの日本記録保持者であり、当時最も足の早いプロ野球選手であった)がバッターとしてはまったく活躍出来ず、代走専門で3年で23盗塁しか出来ず引退した例もある。
1番打者、守備位置がセンター、俊足かつ長打力が低いということで、近年では阪神タイガースの赤星憲広がピノに最も似た実在のプロ野球選手と言われている。赤星の高校時代のエピソードとして、出塁すれば2盗、3盗でスクイズで得点するという、ピノに似た戦法を取っていたことがある。
wikiより引用