☆豪鬼瞬獄殺　天★

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詳細 2024年4月14日 21:47更新: 瞬獄殺

豪鬼の持つ技の中でもっとも有名なものが瞬獄殺（しゅんごくさつ）である。これは阿修羅閃空のモーションで対戦相手に近寄り、捕まえた後一瞬で15発もの打撃を打ち込む技である。打撃を打ち込む瞬間は画面が暗転し、暗転が開けた後は相手は必ず足元に倒れ伏している。この技で相手をKOすると「天」の字が背景に表れ（初代『ZERO』を除く）、相手は倒れた後にKO時の悲鳴をあげる。後に記述する真・豪鬼が使用した場合、発動時の移動距離が長くなる。技の暗転中は具体的にどのような攻撃を加えているのか全くの不明であるが、『ポケットファイター』では別バージョンの瞬獄殺コマンドを入力してヒットさせると暗転しない瞬獄殺が見られる（ただし内容はゲーム内容と同じくコミカルなものとなっている）。なお、『ZERO3』の彼のエンディングではこの一連の打撃は受けた者自身の業による物であると語られている。豪鬼と言うキャラクターを象徴する必殺技であるが、『ZERO』シリーズにて豪鬼のライバルキャラとして設定されている元は、対戦前デモの中で瞬獄殺の初段を受けた後、15発の追撃を全てガードすると言う離れ業を見せている。

この技は『スーパーストリートファイターIIX』において豪鬼が登場する際、ベガを一瞬で倒す演出として使用されたのが初出で、プレイヤーが技として使用可能になったのは『ストリートファイターZERO』と『ストリートファイターザ・ムービー』からである（なお、この2作品はほぼ同時期に稼動を開始した）。これらの作品では、まだ瞬獄殺でKOしても「天」の文字は背景には出ない。ただし、『ザ・ムービー』における瞬獄殺は他の作品とは形態や性能が大きく異なるため、以下は現在のベースとなった『ZERO』の瞬獄殺を基に記述する。

コマンドは「弱パンチ・弱パンチ・レバー前・弱キック・強パンチ」の順に入力するという、2D対戦格闘ゲームの必殺技コマンドとしては特殊なものだった。これは『ヴァンパイア』でモリガンの使用するEX必殺技「ダークネスイリュージョン」と同じコマンドとなっており、同技をもじって命名された「豪鬼ネスイリュージョン」（ゴーキネスイリュージョン）という通称も存在する。また、このようなコマンドの技には「通常キャンセルできない通常技、特殊技をキャンセルして出すことができる」という特性が備わっていることが多く、この技でもそれが可能である。尚、このコマンドは『ストIII 2nd』のみ、最初の弱Pを省略できる（『弱P･→･弱K･強P』でOK）、また初代『ストZERO』において基板のバージョンによっては、最後の強Pを省略できるのもある。（『弱P･弱P･→･弱K』でOK）

各シリーズ共通でLv3専用（=ゲージMAXまたはメテオコンボ）技となっている。ただし、『X-MEN VS. STREET FIGHTER』では唯一ゲージ1本で使用可能。

つかみ技のため、基本的には連続技に組み込むことは不可能である。ただし、『ストIII』シリーズにおいて、反転のけぞり（背中を向ける）中の状態であればつかむことができ、連続技として成立する。それ以外では、GBA版『スパII X REVIVAL』や『ZERO3』(↑含む)においての真･豪鬼の使う瞬獄殺はガード不能の打撃投げとなっていて、のけぞり中及び、ガード硬直中でも問答無用でつかむことが可能である。尚、これら同作品内での通常仕様の豪鬼の瞬獄殺は従来通りの属性である。また『X-MEN VS. STREET FIGHTER』のみ、技後に追い討ちが可能になっている。

「殺意の波動」を身につけた者が使用できるという設定で、『ZERO』シリーズなどに登場する「殺意の波動に目覚めたリュウ」も同じ技を使える。また、『CAPCOM VS. SNK 2』では豪鬼を倒して殺意の波動の力を奪い取ったルガール・バーンシュタインが「ゴッド・ルガール」と名乗り、「ラストジャッジメント」の名称で瞬獄殺を使用していた。『X-MEN VS. STREET FIGHTER』では、ローグが豪鬼の能力を吸い取った後に瞬獄殺を使用できる。

特徴的な技であるため、パロディとして他のキャラクターが使用するケースもいくつかある