若いころ読んだ本に、人類が作ったもので傑作ベスト3は、楽器、酒、○○と書いてありました。○○がなんであったのか忘れてしまいましたが、唐津市図書館で30数年前に読んだと記憶しています。
その頃私は酒の味が全く分からず、美味しそうに呑む人には、特有の舌感があるのだと思っていました。また、酒は呑める人と呑めない人に大別されますが、要因に遺伝子が関わっていることなど知る由もありません。
後になって東洋民族はアルコール分解を促す酵素を欠損している人が統計的に約半数いることを知りました。つまり、日本人の約半数の人はアルコールに弱く、苦手なのです。
これでは丹精を込めた酒が私自身も楽しめないし、呑んでくださる人も約半数しかいない、また、酒には到酔飲料の弊害もある。私は酒造りに邁進できないもどかしさが募るばかりでした。
一所懸命造った酒を自分も楽しみたいし、一人でも多くの人に呑んでもらいたい。到酔飲料の弊害には酒造り以上に関わりたいと強く思うようになりました。
酒造りを40年以上続けていると、日本酒のあるべき姿が少し見えてきたように思います。日本酒であろうとなかろうと、旨いものは旨いと言えるような、旨い日本酒を造らなければなりません。悪酔いしない酒を、深酔いしない呑み方をしなければいけません。
日本酒が美容と健康と精神陶冶にはたらくように、『酒仙境』という言葉を借りています。
酒仙境とは美味しい酒を楽しく呑んで、健康に暮らす世界をイメージしています。このコミュ二ティが、酒を造る側と嗜む側の相互理解や共通の利益に少しでも貢献できるなら、それ以上の幸せはありません。皆さまの多数の参加をお願いします。
なお、コミュニティ名を「酒であろうとなかろうと」から「酒仙境心の景色」に変更いたしましたのでお知らせします。
※コミュニティの顔となる写真や文章を募集しています。実名、匿名は問いません。ご投稿は『トピックを作成する』からお願いします。
※トップイメージは、国営・吉野ヶ里歴史公園内の「酒づくりの家」の案内板。
※関係サイト:日々こつこつ一所懸命『酒仙境』
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