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HondaJet HA-420(ホンダジェット)は、本田技研工業の航空事業会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が研究開発、製造販売をする小型ビジネスジェット機です。
2022年2月現在 世界で約200機以上が運用されています。小型ジェット機カテゴリーにおける出荷数で2017年から5年連続で世界一を達成しています。
HondaJet開発責任者で設計者の藤野道格氏が1997年のある夜、眠りにつこうとした時にHondaJetのコンセプトが閃いたといいます。その場にノートがなかったため、部屋にあったカレンダーを破り、その裏に最初のスケッチを描いたと述べています。ノーズ部の設計には、「ハワイで見たフェラガモのハイヒールから得たイメージを生かした」、「先端形状で美しいものを見ていった時に目にとまり、応用できないかなと思った」と藤野氏は語っています。
主翼上面エンジン配置形態の特性試験を行うため、ボーイング社に設備を借りたといわれています。その際に「ホンダは何であんなところにエンジンを付けているんだ」とボーイングのメンバーに陰口を叩かれたが、試験で空力的に優れているという結果が出てくると「あいつらすごいことをやっている」と言われ始めたそうです。
なお、ホンダの創業者である本田宗一郎氏には本田技術研究所で1986年に開始された小型航空機の開発プロジェクトについて、生涯知らされることはありませんでした。当時、宗一郎氏は会社をすでに引退していましたが航空機に強烈な情熱を持ち続けており、もしホンダが航空機プロジェクトに着手していると知れば、会社に戻ることを抑えられなくなるため、秘密にしておかなければならないとされていたといいます。
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2023.5.19 更新