デイヴ・グルーシン / Dave Grusin
1934年6月26日、コロラド州デンバー生まれ。
コロラド大学在学中からテリー・ギブスやジョニー・スミスと共演。
1959年から1966年まで、アンディ・ウィリアムス、メル・トーメ、ペギー・リーらの歌手に編曲を提供した。
1967年からテレビや映画音楽の分野に進出すると、1968年のヒット映画『卒業』の音楽で、ポール・サイモンと連名のグラミーを受賞。
セルジオ・メンデスの“ブラジル'66”の編曲も担当し、数々のヒットに貢献した。
1970年代はクインシー・ジョーンズに認められ、『ボディ・ヒート』や『メロウ・マドネス』などクインシーの主要作品に参加。
それを機にハーヴィー・メイソンやリー・リトナーらとクロスオーヴァー&フュージョンのプロジェクトを結成。
"ジェントル・ソウツ"を人気グループに押し上げるほか、渡辺貞夫の新基軸にも全面協力。
フュージョン・ミュージックの仕掛け人、案内人と呼ばれた。
さらに1976年になると、エンジニアのラリー・ローゼンと一緒にGRPレコードを設立。
アール・クルーやパティ・オースティンら新人の売り出しにも力を注いだ。
1985年には、リー・リトナーとの『ハーレクイン』で3つ目のグラミーを獲得。
さらに1988年には、映画『ミラグロ〜奇跡の地』で第61回アカデミーの最優秀オリジナル・スコア賞を受賞。
その翌1989年も、映画『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』の音楽が2部門のグラミーに輝き、音楽と映画の双方で押しも押させぬ居場所を築いた。
1990年代に入ってからは、『酒とバラの日々〜ヘンリー・マンシーニに捧ぐ』『デュークへの想い』『ガーシュイン・コネクション』のトリビュート・シリーズを発表。
ジェイムス・テイラーの『オクトーバー・ロード』の編曲で10個目のグラミーを獲得した。
(BlueNoteTokyoのwebsiteより)