・・・生きて動いている自分をごまかさずにみつめればみつめるほど、自分がわからなくなってくる。
さまざまな面を見せる「私」、さまざまな層を隠している「私」、中島みゆきはそういう自分に正直なだけだ。
彼女の言葉の中に名文句を探すのはたやすい、同時に使い古された決まり文句を探すのも難しくない。だがそれらは別々なものではなく、一体になって歌の魅力を生み出している。歌は決まりきったことばに新しい感情を与える、そしてまた誰でもが知っている慣れきった感情に、新しいことばをもたらす。歌を書く者も聞く者も、そうやって未知の「私」を発見し続けていくのだ。 (谷川俊太郎)・・・・・
あなたが好きな、みゆきの一曲にはどんな思い出が込められていますか? ご一緒に「みゆきワールド」を堪能しましょう。
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