「イングリッド・ベタンクール (Ingrid Betancourt Pulecio de Colombia)」のコミュです。
大統領選挙を間近に控えた2002年2月23日、南米コロンビアで、ある大統領候補の女性議員「イングリッド・ベタンクール」が、左翼ゲリラ組織FARC(コロンビア革命軍)によって誘拐されました。ニュースで聞いた人もいるかも知れません。イングリッドはその長年に渡る狂気的な腐敗のせいで構造的に改革不可能と言われて来たコロンビア政治体制の中枢を変えようと「初めて行動に」起こしたメチャクチャ根性のあるインテリ女性。誘拐はその長期に渡る地道な彼女の改革運動がやっと国民に評価され、驚異的なスピードでやっと大統領候補にまで至った矢先での出来事。殆どのコロンビアで起こる誘拐事件がそうであるように、彼女ももう生きてまいとずっと思ってたのが、何と4年が過ぎた今日もまだFARCに人質として捕われているという、映画みたいなホントの話。
僕はボゴタに長年住んでいたのだが、彼女の存在は名前聞いたくらいで、最近までそんなにcalienteな人だったなんて全然知らなかったんです。彼女がアマゾンの奥地で悲惨な監禁生活を送っている頃、僕はアメリカに渡り、大学でバカばかりしてました。そんな自分が情けなく、恥ずかしく、散々お世話になったコロンビアをもっと知りたい、ちゃんと知りたいと思い、このコミュ作りました。
僕は彼女のその超カリエンテな情熱/根性に惚れました。
事件の背景は複雑ですが、一日でも早く解放されるのを願ってます。コロンビアから麻薬が消えるとは思わないし、殆どの国民が貧困であえぐリアルな経済的状況を考えた場合、麻薬撲滅が「社会的に最低レベルの収入も得られず、働き口も無い大多数の国民」にとって本当にいい事か、分かりません。でも、とりあえず先進国並のある程度stableな「治安」を取り戻してもらいたいです。国や国民、文化は本当に素敵。だから日昼夜を問わず、安心して国中、街中を歩けるようになってもらいたい。
取りあえず彼女の事をきっかけにコロンビアに関する情報をみんなで共有し、色々と勉強出来ればと思っています。
本名: INGRID BETANCOURT PULECIO
生年月日: 1961年12月25日
(主なイングリッド支援団体サイト)
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(イングリッド自伝)
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(日本語の参考サイト)
益岡賢のページ: http://
ラテンアメリカの政治: http://
困ったときには