■Jonas Mekas (ジョナス・メカス)
映画作家、日記映画確立。
現在最高の映像作家の一人。
日常生活の断片的に記録しそれを編集した「日記映画」と呼ばれるスタイルを確立させた。以後プロ、アマ問わず数多くの作家に影響を与え記録映画が作られたが、多くは自慰性や自閉性に陥りやすく、そこにメカスとの大きな差がある。メカスは日常の暮らしの中から生じる、輝くような一瞬の時を捉える。一瞬であるが故、フィクションへの意志が感じられる。『リトアニアへの旅の追憶』に見られるように実際の工業化した当時のリトアニアをあえて排除し、意識的に田園風景のみを撮影した。また90年代以降は手持ちのビデオカメラで作品製作を行った。『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』に見られるようにビデオカメラでの長廻しによる持続するショットは圧倒的で、キャメラマンとしてのメカスの力量が並々ならぬものであることが伺える。また映画フィルムからの写真作品にも取り組み、映画と写真の中間的仕事と捉え、「静止した映画フレーム」という言葉が与えられている。
(スーパー・アヴァンギャルド映像術 フィルム・アート社 越後谷卓司氏の記述参照)
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詳しいバイオグラフィー。英語サイト(ポップアップが作動する可能性あり)
1922年リトアニアのセミニシュケイの農家の5人兄弟の4番目として生まれる。
1949年ブルックリンに移住。
1954年「フィルム・カルチャー」誌を発行。
1958年「ヴィレッジ・ヴォイス」誌に「ムービー・ジャーナル(映画日記)」を連載(76年まで継続)。
1960年「ニュー・アメリカン・シネマ・グループ」を結成。
1964年「フィルムメーカーズ・シネマテーク」を組織。
主要作品
『リトアニアへの旅の追憶』(1950〜72年撮影/87分)
『ロスト・ロスト・ロスト』(1949〜63年撮影/176分)
『「いまだ失われざる楽園」、あるいは「ウーナ3歳の年」』(1977年撮影/90分)
『時を数えて、砂漠に立つ』(1969〜85年撮影/150分)
『ウォルデン』(1964〜68年撮影/67年の『日記、ノート、スケッチ』の再編集版/175分)
『ライフ・オブ・ウォーホル』(1965〜82年撮影/30分)
『ジェローム・ヒルによるカール・ユング博士の記録映像、あるいは「賢者の石」』(1950年、ジェローム・ヒル撮影/29分)
『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』(1992年、ビデオ作品/351分)
■お断り
以前他の管理人さんがメカスのコミュを作成されておりましたが、いつの間にやら削除されておりました。なので管理人が引継ぎではなく勝手ながら新たに作成させていただいた次第です。しかし前管理人さんのコミュの内容には到底及びのつかないものであることは自覚しておるところです。「我こそはメカスコミュをより充実させられる」という方がいらしたらメッセージを下さい。喜んでその方に管理人をお願いする次第でおります。
■説明は作成中です。
■トピックはご自由にお立てください。
(ただし著しく趣旨を逸脱するものは削除する場合が御座います)。