○「キネステティク」とは何?
キネステティク=Kinaesthetics(ドイツ語で「動きの感覚」といった意)とは、元々はアメリカ人によって開発されたコミュニケーションの概念でした。それが障害児教育に取り入れられ、看護に取り入れられ、やがて「介護される方の自然な動き」に着目した体位変換の考え方として応用されるようになったのです。キネステティクはヨーロッパのナースには一般的なものとして知られており、特にドイツにおいてはすでに90%以上の看護学校で指導が行われていると言われます。
キネステティクの基本的な概念は、「動きはコミュニケーション」ということ。体位変換においても、介護される方の自然な、最も効率のよい動きを活用しながら、介助者はそれを「補助」することが基本です。これまでのボディメカニクスによる体位変換は、ほとんど全介助によって一気に動かしていましたが、キネステティクではその自然な動きを活用することで、動かされる方の「荷物のように動かされる不安」がなくなり、さらには自力では動けない状態なのに、あたかも「自分で動けた」かのような気持ちよさを感じさせることができるのです。
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○日本キネステティク研究会
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○書籍
看護・介護のためのキネステティク
―上手な「接触と動き」による介助
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キネステティク健康増進と人の動き
―そして、その介助への応用
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さあさんのかかってキネステティク
―つらい体位変換がとっても楽になる介助法超入門
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○講習会
LACスクール:セミナー情報
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北海道総合福祉研究センター
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アイ・ヘルパースクール
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○参考リンク
さあさんの秘密の小窓
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日本赤十字看護大学フロンティアセンター主催セミナー
「キネステティクの概念とその実際」開催
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