■あまりにも放置プレーなので、top画更新致しましたwww
こころなき身にもあわれはしられけり 鴫立沢の秋の夕暮れ --西行
菜もなき膳にあわれはしられけり 鴫焼茄子の秋の夕暮れ --唐衣橘州
秋は、夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。 --清少納言三巻本系『枕草子』
秋のけはひ入り立つままに、土御門殿の有様、いはんかたなくをかし。池のわたりの梢ども、遣水のほとりの草むら、おのがじし色づきわたりつつ、おほかたの空もえんなるにもてはやされて、不断の御読経の声々あはれまさりけり。やうやう涼しき風のけはひに、例の絶えせぬ水のおとなひ、夜もすがら聞きまがはさる。 --紫式部『紫式部日記』
見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやの秋の夕暮 --藤原定家
さびしさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮 --寂蓮
●秋の夕暮れに哀しみを覚える人
●秋の夕暮れに子供の頃の切ない思い出を思い出す人
●秋の夜風に郷愁を覚える人
●秋の夜風を感じながら寝るのが好きな人
一年365日の中で秋の夕暮れから夜風を感じる時間が一番好きな人。そんな感覚を共有できたらいいですね。