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JR四国 8000系

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詳細 2020年2月13日 02:26更新

JR四国 8000系電車

概要
1992年(平成4年)3月、予讃線観音寺〜新居浜間が直流電化されたのをきっかけにグリーン席・普通席の合造車が1号車となる試作車(8001+8101+8201)が登場し、同年8月に臨時列車として岡山〜新居浜間特急「しおかぜ」・高松〜新居浜間特急「いしづち」として営業運転を開始した。翌1993年(平成5年)3月18日改正で新居浜〜伊予北条間の電化開業に合わせて量産車が登場し、「しおかぜ」の大半と「いしづち」全列車を本系列に置き換え、本格的な営業運転を開始した。試作車8001はL1編成に組み込まれ、8101+8201は編成を逆にして、S1編成(8201+8101+8501)となった。これにより、従来運用されていたキハ181系やキハ185系と比べ、始発駅と終着駅との所要時間が最速列車同士の比較で20分短縮された。

車両は日立製作所・日本車輌製造で開発・製造されている。1993年当時はグリーン席・普通席の合造車が1号車の5両編成5本と4両編成1本に、付属編成となる3両編成5本で、5両、4両+3両、5両+3両とバリエーションに富んだ編成になっていたが、1997年(平成9年)11月29日のダイヤ改正からは、昼間の電車特急は多客時を除いて「しおかぜ」と「いしづち」を連結した8両編成で運転することになり、車両編成を全部共通にして運用を組みやすくするために、4両だったL2編成に挿入するための1両と、3両編成1本の計4両が追加新造されている。1998年(平成10年)には岡山方面の所要時間短縮のため宇多津駅構内のデルタ線を利用して編成ごと向きを転換し、グリーン席・普通席の合造車が8号車になっている。


構造
主回路にはVVVFインバータ制御(GTO素子)が採用されている。試作車は電動車 (M) 2両の8個のモーターを一括制御する方式 (1C8M) だが、量産車はM車を少なくしてモーターの出力を上げ、各モーターを個別制御する方式 (1C1M) に変更された。JR四国では2000系気動車に続き制御付振り子装置が採用された。振り子機構は試作車は2000系気動車より曲線での速度向上を狙い曲線ベアリングガイド式を用いたが、量産車は2000系気動車で実績のあるコロ式に変更された。振子作用時の車体最大傾斜角は2000系気動車と同じ5°で、曲線半径600mで本則+30km/hでの120km/h運転を可能とした。車体の傾斜によってパンタグラフが架線から離線するのを防ぐため、車体側部を通して台車とパンタグラフ台座の間をワイヤーで結び、常にパンタグラフが真上を向く架線追従装置が装備されている。このワイヤーは当初ビニール被膜付だったが、この被膜にワイヤーが引っかかって架線追従装置が機能しなくなるトラブルがあったため、被膜がないものに交換された。なお、宇野線・本四備讃線では振り子を使用しない。空調装置は2000系気動車では熱交換器が屋根上に搭載されていたが、車両の低重心化を図るために床下搭載とされた。屋根上にはガーランド形ベンチレーター(通風器)に似たカバーが付いている換気装置が8000形と試作車の8101と8201は2箇所、それ以外は3箇所設置されている。

試作車はレールブレーキを装備して湖西線や予讃線での高速走行実験が実施され、150km/hからは600m以内で急停止できることが確認されたが、結局150km/hでの営業運転は行われず、量産車ではレールブレーキは採用されなかった(試作車の設計最高速度160km/h)。試作車のレールブレーキも量産車の営業運転開始までに撤去された。予讃線での高速走行実験では、160km/hを達成したとされ、8001の運転室側面に「SPEED RECORD 160km/h」のステッカーがしばらくの間貼付されていた。

全車両ともデッキは車端部に2箇所設置され、客用扉はプラグドアである。座席の前後間隔はグリーン車は1170mm、普通車は980mmとしている。車内の仕切扉の機構は電気式で、連結器は密着連結器+電気連結器、自動放送装置は音声合成式で、LED式車内案内表示装置も備えるなど、これらは2000系を踏襲したものである。なお、速度が5km/hを超えると客用扉を開放した状態で動き出しても自動的にドアが閉まるようになっている。


編成
5両編成のL編成6本30両と3両編成のS編成6本18両の計48両が松山運転所に配置されている。8000形および8500形が流線型先頭車、8400形および8200形が連結運転に対応した貫通型先頭車である。行先表示器、トイレと洗面所は、8000形、8150形、8400形、8200形、8500形に設置されている。8400形のみ新造時から車椅子対応座席が設置されている関係で小便所もあり洋式トイレだったが、後述するリニューアルの際に8000形、8500形も洋式トイレに変更された。8000形、8500形には車内販売準備スペースとテレホンカード専用公衆電話が設置されたが、車内販売の廃止と携帯電話の普及でいずれも撤去され、清涼飲料水の自動販売機が元車販準備スペースに設置された。

L編成(L1〜L6)
8000形(Thsc) - 8100形(M1) - 8150形(M2) - 8300形(T) - 8400形(Tc)
S編成(S2〜S6)
8200形(Mc) - 8300形(T) - 8500形(Tc)
S1編成
8201(Mc) - 8101(M1) - 8501(Tc)
←岡山・高松方


リニューアル

8000系リニューアル車(多度津駅)
8000系リニューアル車(高松駅)
8000系リニューアル・車内(普通車指定席)
8000系リニューアル・車内(グリーン車)2004年(平成16年)10月から大幅なリニューアル工事を施した車両を順次投入し、充当列車には大型時刻表などに「リニューアル車両で運転」と記載されていた(ただし、交通新聞社発行の『JR時刻表』では、5両編成のものしか表示がなかった)。2006年(平成18年)11月に全車両のリニューアル工事が完了し、時刻表などの「リニューアル車両で運転」の記載もなくなっている。

工事内容は、より上質な難燃木材製座席への取替え(グリーン車・普通車指定席のみでS-Seatと呼ばれる)、パソコンテーブルやコンセントの設置(車両の最前部のみ)、S編成は全車両禁煙化により喫煙室を1箇所設置などである。なお、この工事はグリーン車、普通車指定席とも背面テーブルなど一部部品を共通化させコスト削減を図った。また、車体のドア周りの塗装を普通車指定席はオレンジ、グリーン車は赤のグラデーションとした。内装は従来のままで据え置かれた普通車自由席も、ドア周りに紺のグラデーション塗装を施し、外から視覚的に座席種別が分かりやすいように手が加えられた。このリニューアル工事を施工した編成は、2005年(平成17年)度の財団法人日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞を受賞した。

リニューアルされたS編成またはこれを含む8両編成で運転される「いしづち」の松山方先頭車の連結部側8席は女性専用席になっている。

このリニューアル編成は2004年12月18日に大阪駅の展示会のために臨時団体列車として山陽本線・東海道本線を経由して京都駅まで入線したことがある。



運用
2007年現在、予讃線の特急「しおかぜ」、「いしづち」、「ミッドナイトEXP松山」に運用されている。配置がL編成・S編成各6本に対して運用は各5本なので、運用中に故障やダイヤの乱れが発生し、かつ残り各1編成が検査や故障などで使えない場合は列車運休や予備車両(2000系、多度津〜高松間ではキハ185系もある)に編成を変更することがある。

「しおかぜ」と「いしづち」の併結列車は多客期は一部列車を除いて、全編成が岡山駅発着の「しおかぜ」になり、「いしづち」は高松駅〜多度津駅間のみの分離運転になる。この一部列車にもS編成が使用される。また1998年には「南風」と「しまんと」の併結列車が、多客期に「しまんと」編成を分割せずに岡山へ直通した時に、多度津〜高松間に代走列車として平行ダイヤを組む「しまんと」が運転されたが、この一部列車にもS編成が使用された。


特異な運用
松山〜伊予市間には定期列車では入線しないが、1993年11月に愛媛県伊予市で開催された全国豊かな海づくり大会式典に出席した天皇・皇后のお召し列車として、L5編成が伊予市〜新居浜間で運転された。
多度津〜琴平間には定期列車では入線しないが、1994年に金毘羅・善通寺初詣の団体専用列車として松山〜多度津〜琴平間で運転された。

※Wikipediaより引用

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2007年1月2日

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