正確にはロシア連邦中南部に位置するチェリャビンスク州のチェリャビンスクからシベリア南東部の沿海州にある日本海岸のウラジオストクまでの7416kmの区間を指すが、一般的にはその他の路線も含めたモスクワ〜ウラジオストク間9297kmをさす事が多い。「ロシア号」はモスクワのヤロスラブリ駅を出発し、ウラジオストクまで約7日間をかけて走破する。
欧米では、モスクワ〜ウラジオストクを結ぶ本線(広義のシベリア鉄道)を"Trans-Siberian Railway"と呼ぶほか、モンゴル国のウランバートル経由で北京まで結ぶ路線を"Trans-Mongolian Railway"、中国東北部経由で北京まで結ぶ路線を"Trans-Manchurian Railway"と呼ぶのが通例である(以上3つが更に広義のシベリア鉄道)。
航空機が登場する前は、日本とヨーロッパを結ぶ欧亜連絡運輸において最速の交通路でもあった。その後、第2シベリア鉄道と呼ばれるバム鉄道も建設された。