中国大陸、そして、アジアを代表する大女優、巩俐。
彼女は堂々たる演技と存在感で、世界中の観客に一作一作鮮やかな印象を与え続ける、中国の生きる芸術。
最近はハリウッド映画にも立て続けに3作も出演しています!20年前彼女がデビューした時、誰が予想したでしょうか。英語をマスターし、ハリウッド映画出演第一作の『さゆり』では表情の一つ一つに、役のそれまでの人生まで観客に想起させる圧倒的な演技を見せてくれました!
彼女の凛とした立ち姿、ちょっとした仕草、目の動き、つばを飲み込むのどの動き、すべてに役柄の生き様が感じられ、眼が釘付けになります。健康的な色気から、今では王家衛の『eros』や『マイアミ・バイス』での妖艶な色気に。張震でなくても、コリン・ファレルでなくても、惚れます。(ノンケだったら♪笑)
一方、『漂亮媽媽』(邦題:きれいなおかあさん)や『活着』(邦題:活きる)といった、庶民的な役柄をさせても、全然浮かない。この2作とも佳作だと思います。特に、『活着』は中国大陸の近代史と、その中で翻弄されても力強く存在する庶民の温もりを観客に感じさせます。悲劇が続いても、どこかほっとさせる不思議な映画です。なお、中国では放映が禁止されている作品です(海賊版は容易に手に入るので皆ちゃんと観ていますが。笑)。
彼女は『さゆり』や『覇王別妃』など、ものすごいイケズな役、嫌な女をやらせてもハマります♪『疑惑』の桃井かおりも顔負けです。特筆すべきは、巩俐はイケズな役をやってもどこか憎めないところです。表情の奥に、何かを訴える目の光にその役柄のそれまでの生き様を感じさせる。う〜ん、これからももっと彼女の作品を観たい!
まだゲイのサイトがなかったので、作りました♪ま、ゲイかノンケかという視点にとらわれず、彼女が好きな人、映画が好きな人のためのコミュです。
彼女の映画の情報や感想、裏話など、彼女に関することなら何でもOKです。気軽にトピック立ててくださいね。