からくりサーカスを一言で表すと
『阿紫花 英良』
これに尽きると思われる方のコミュ。
阿紫花英良(あしはな えいりょう)
人形を使って殺しを働く殺し屋。勝を殺すために雇われたが、より多額の契約(10億円)により寝返る。
勝の誘拐劇の解決後は、人生に退屈し、わざと自分から危険を求める様な行動と、勝から得た金で怠惰な生活を送っていたが、黒賀村を訪ねる為に協力を求めてきたジョージ・ラローシュと共に「しろがね」と自動人形の最終決戦場へ向かう事になる。
本人は戦うつもりはなかった様だが、「しろがね」ミッシェル議長に救われた借りを返す為に一時的にジョージらの手助けをした。
最終決戦の場でパンタローネの異様さに押されて退いた事がトラウマになり、それを振り払う為に自動人形と戦う事もあった。
後にイリノイのレイ研究所においてパンタローネと再戦し、重症を負うもこれを打ち破る。
しろがね-Oのジョージ・ラローシュと共に描かれる事が多く、またお互いに生きる世界は違う物の一種のシンパシーを感じていた様に思われる。
「退屈」から関わってしまった激戦を潜り抜けた後、かつて鳴海に10円で「勝を助けてくれ」と雇われた契約を守る為に、勝の乗るスペースシャトルを狙う自動人形(ピンボール-「K」)と死闘を演じ、倒れた。
口癖は「……で、お代はいかほどいただけるんで?」
プルチネルラ
阿紫花英良が使う懸糸傀儡。腕の力が強く、棍棒での一撃はコンクリートの壁にも穴をあける。
作中で初めて敵として登場した「懸糸傀儡」であり(正確には違うが)、乗用車のトランクルームから覗くその異様に目を惹かれた読者も多いと思われる。
一度はしろがねが操る「あるるかん」に完膚なきまでに破壊されたが、「しろがね」vs自動人形の最終戦で黒賀村から送られた懸糸傀儡の中に「プルチネルラII」として改修(又は再設計・作成か?)された物が含まれていた。名前はストラヴィンスキーのバレエ組曲<プルチネルラ>から。
グリモルディ
元は誘拐組の尾崎が使っていたが、現在は阿紫花英良が使っている懸糸傀儡。両足がキャタピラ状になっており全懸糸傀儡中最高クラスの機動力を持つ。なお、数ある懸糸傀儡の中でも明らかに一段性能が高めの描写をされている。
首が伸びたり、斧がついたピエロのような帽子を振り回したりとギミックも多い。
しろがねvs自動人形の最終戦では、スピネッティーナを失ったしろがねファティマが操る姿も見られた。
なお、この時のグリモルディは改修が加えられて(或いは対「自動人形」用か?)おり、物語序盤で尾崎が操った機体とは細部が異なる。
二代目グリモルディは「しろがね」と自動人形の最終戦においてパンタローネとアルレッキーノによって破壊されており、現在英良が操る物は作中では三代目。ファティマ曰く、「少し硬めだけど素敵ね」との評。