インドネシア語(Bahasa Indonesia)は、インドネシア共和国の国語。この地域の交易語(リンガ・フランカ)であったマレー語の一方言を、国家の共通語としたもの。マレーシアのマレー語と非常によく似ており、互いに通じ合うばかりでなく、現在では正書法もマレーシア語(のラテン文字表記)と共通である。形態論上では日本語と同じく膠着語に分類される。オーストロネシア語族に属する。
もともとインドネシア語を母語として話す人口は非常に少なく、インドネシアの中でも西部のマレーシアに近い所だけであった。国語となっている現在でも、首都ジャカルタの地域の母語はジャワ語であったり、スンダ語など数百もの地域語が存在したりするが、最近ではインドネシア語を母語とする人口がジャカルタを中心に増えているとのことである。東ティモールでも用いられている。
マレー語(マレーご)は、大きく分けて二つの意味を持つ。
いわゆる
(1) マレー半島周辺地域で話される言語であるマレー語(bahasa Melayu、ムラユ語とも)。
(2) マレーシアの国語としてのマレーシア語 (bahasa Malaysia) 。
(1)と(2)はほぼ同じものを指す場合が多いが、(1)が地域を基盤とした自然言語であるのに対し、(2)のように呼ぶ場合はより規範的な「国語」であることが強調される傾向にある。また(1)は広義にはインドネシア語を含むこともあり、またあるいはインドネシア語とマレーシア語との共通の基礎となった言語もマレー語と呼ばれる。
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