クリストファ−・ケイン
イギリスはグラスゴー出身の23歳。
London fashion weekにて、St. Martinsの卒業showで最優秀賞を受賞。
超タイトで超ショート、ストレッチ素材のレースやクリスタル・メッシュを多用した彼のセクシーなコレクションは、最盛期のジャンニ・ヴェルサーチを彷彿とさせるもの。そう、ケインに熱い視線を注いだのはほかでもない、兄ジャンニの跡を継いだドナテッラ・ヴェルサーチだ。ケインの受賞後、ドナテッラは彼と交渉を開始。ミラノ・ファッションウィークには現地に招き、自分のショウとパーティに出席させている。
2人のコラボレーションを目にする日は遠くない。ケインはヴェルサーチから素材提供を受けて、9月のロンドン・ファッションウィークでデビューする。「ヴェルサーチの遺産に関われることをうれしく思うし、ドナテッラのために仕事ができるなんて夢のようだ」とケインは言う。「でも、まずは僕自身のブランドを確立させることで意見が一致している。彼女と働けば、デザイナーとしての能力と競争力を磨けるのはまちがいない」。
ドナテッラに続くのは、『VOGUE USA』のアナ・ウィンター編集長。ロンドン・ファッションウィークのセントラル・マーチン校のショウが終わってから数時間のうちに、ケインと話し込んでいる。「キャリアのこんなにも早くから支援者が現れるなんて、われながら驚いてしまうよ。彼女たちは僕に勇気と刺激を与えてくれる」とケインは言う。
※以上、当時のVOGUE NIPPON webより記事抜粋。
毎シーズン様々なテイストを盛り込みつつも、軸のぶれないデザインは当時と変わらず力強くて良いですね。
コミュも300人を越えました、クリエーションに益々の期待をしたいです。