むりむりと、闇の中に、男の気配が大きく滲み出した。
それが、文七にまで届いてくる。
ぶるりと、文七の肉体が大きく震えた。
背骨の底のあたりに、何か、
蟻が這うようなむず痒さを覚えていた。
その蟻の数が増してゆく。
ぞくぞくとする感覚が、そこから、
背骨の上へと育ってゆくのがわかる。
「餓狼伝?」 第六章 独牙より
豊富な知識量で、圧倒する現実感を生み出す「夢枕獏」。
独特の言い回しで漢を語る、「板垣恵介」。
二人の強力コラボ、”餓狼伝”を語れ!
どなたも気楽にトピ立てちゃって下さい。
ファンの集いです、楽しく活用しましょう。
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格闘マンガ「餓狼伝」
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