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OKバジコミュのOKバジとわたし。。。

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☆「NPO 2050」メルマガ(第66号 2011年11月19日)より☆


「OKバジ」こと垣見一雅さんに初めてお会いして話しをお聞きしたのは、
2000年頃の「2050」の講演会であった。

ネパール(ドリマラ村など)の人々の貧しい暮らしや風土病などの映像
はとても衝撃的であったが、それ以上に心に鮮明に残っているのは、
OKバジ(垣見さん)が「朝はコップ1杯の水で歯磨きから洗顔までする」と
話されたことだった。

それ以来、水を使うたびにこの話しを思いだしてはネパールの人々のことが脳裏をよぎるようになった。そして蛇口から一気に威勢よく流れる水道の蛇口の水量を細くして使う癖がついた。

それまでの何も考えずに水を使っていた当り前の日々に、すこしだけ起こった「心の変化」だった。

 私は貧しい家庭に育ち、生活の苦労も経験していたので、周囲の自分たちよりさらに貧しい人々や恵まれない人々への同情心は自然に育っていた。

高校時代、生徒会の副会長になって全校に廃品回収を呼びかけ、その売上げを母子寮に寄付し慰問と称して、子どもたちと遊んだり勉強を教えたり、社会福祉的な活動をしたこともあった。

しかし、当時は貧困の原因そのものへの視点が欠けていた。若い頃の正義感はそれなりに活動のエネルギーにもなるが、一寸したきっかけで挫折することもある。「私は良いことをしている」という自己満足的な勘違いをしていたことや、問題を根本的な視点で捉えていなかったと今では考える。

OKバジがネパール行きを決めてから今日まで、長年支援をされている方のひとりに、群馬県桐生市の富澤繁司さんがいらっしゃる。ある日お手紙を添えて「桐生タイムス」が同封されてきた。そこにOKバジがネパール行きを決断した決定的なことが記されていた。 
 
ご自分が九死に一生を得たこと。雪崩で亡くなったポーターのこと。そして何よりも豊かな日本からみたネパールの人々の想像を絶する貧しい生活を目にしてから、何年も脳裏から離れず悩んだことなど。

そして行きついたのが(自分たちだけがこんな思いをしていていいのだろうか・・・)という素朴な感慨だった。

同情や義務感などの表層的な次元を超えた、何か大きな「根源的な課題」に心が大きく動かされ、ネパール行きを決意されたのだと私は感じた。「桐生タイムス」の垣見さんを紹介する記事のこの個所に、私は自分の生きる姿勢をも問われているように感じたのだった。

著者:ミヤ・チャップマン

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