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梅原猛コミュの三月八日梅原・やすい対談 ミネルヴァ書房にて

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3 月 8 日,梅原猛先生と対談することになりました。
その内容は『仮題 梅原猛最新講演集』(ミネルヴァ書房)に収録予定です。
梅原先生との対談の内容は次のような事柄について行われることになる予定です。

1 . 哲学と演劇
哲学者と劇作家はどう関わるか
どうして歌舞伎の脚本を書いたのか
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の成功の理由は何か
スーパー歌舞伎「オグリ」と「オオクニヌシ」
戯曲 『ギルガメシュ』 について
どうしてスーパー狂言を書いたのか
スーパー狂言「ムツゴロウ」と「王様と恐竜」

2 .能について
なぜ中世の研究に入ったのか
秦河勝について
能「翁」とディオニュソス
観阿弥の能
世阿弥の問題
元雅、禅竹、信光など能と歌舞伎

3 .神話について近く
「出雲王国は実在した」?
オオクニヌシの政権
銅鐸の分布とオオクニヌシ政権の展開

4.太陽の哲学
日本思想の本質は「草木国土悉皆成仏」という天台本覚論の思想にあると考えるようになった。

ギリシア、イスラエル文明の背後エジプト文明ー太陽の哲学

日本の思想の背後にアマテラスおよび大日如来の哲学がある。

もっとも対談の相手がやすいゆたかですから、梅原先生の一番ホットな問題意識をうまく聞きだせるかどうか?

皆さんのご意見なり、梅原先生に尋ねて欲しいことなどがありましたら書き込んでください。対談に反映できるかどうか保証の限りではありませんが、大いに参考にさせていただきます。

コメント(5)

 哲学というのは物事を根源的に問い返す営みですね。梅原先生の歴史への問いかけは実に根源的でした。

 『ヤマトタケル』はまつろわぬ熊襲・蝦夷を征伐すると言うけれど、実はヤマトタケルになる小碓皇子が帝や皇后から排斥され,殺されかかっているという意味では熊襲・蝦夷と同様の境涯にありました。ヤマトタケルが大和に凱旋すれば、熊襲・蝦夷も含んだ和の国づくりが構想されるはずが、乙女の床の辺に草薙の剣を置いてきたために伊吹山の山神と鬼たちにやられてしまったのです。

 その戦士が鎧兜を脱ぎ捨てて平和の象徴オオハクチョウになって天かけるのです。たしかに剣でまつろわぬ者たちを一時は平定できても、それで平和で豊かな国造りが出来るわけではありません。和の精神で辺境の人々も含みうる国造りの原理を打ち出さなくてはならないのです。

 梅原先生は憲法第九条とオオハクチョウを重ねておられるのです。戦前の天皇制の抑圧の下で戦士として戦ってきたのですが、これからはオオハクチョウになってアジアや世界の人々手を携えて、和の精神で平和で豊かな世界をきずくべきだということですね。

 哲学と文学、壮大なドラマが一体になって天翔けているのです。
拙著『梅原猛 聖徳太子の夢』はそれがテーマです。梅原先生は大変気に入られておられますが、私はきっと核心においては梅原先生の思いが伝えられたのではないかと考えています。きっと対談でもそのあたりは焦点になるでしょうね。 
 
梅原猛先生大いに語る。

11時から昼食1時間を挟んで合計3時間
梅原先生は大いに語られました。こちらは相槌程度ですね。
まあ梅原猛の仕事がテーマですから、梅原先生に語っていただければそれでいいわけです。語りたいことがいっぱいあってあっという間に3時間経ってしまいました。早速テープ起しに取り掛かり、3月中にでも梅原先生の校正まで持っていきたいと思っています。

話の内容についてはこのコーナーでもところどころご紹介できたらと思います。
はじめまして。

井沢元彦氏の逆説の日本史から、梅原氏に関心を持っています。

ある熊野関連の本で神坂次郎氏と梅原猛氏が対談しているのを読みました。

その対談によると梅原氏は最近、神武東征は本当にあったと思っているとのことでした。

おそらく、実際に起こった出来事を神話として美化した話にしたという解釈なのでしょうが、梅原氏は神武東征をどのように考えているのかを知りたいです。

参考になる書籍などがあれば教えてください。



2000年に新潮社出版『天皇家の“ふるさと”日向をゆく』ではそういう展開ですね。『古事記』の記述は伝承や遺跡などと符号しているということです。『神々の流竄』の八世紀の歴史を『古事記』から読み取るという立場から、かなり脱却しましています。それは出雲王国論という形でオオクニヌシ伝承を史実として読む姿勢にも連なっていて、今年は『出雲王国は実在した』という本を書く予定のようです。それは私との対話でも話されていました。

 なお神武東征については『やすいゆたか教養講座『日本の宗教』第一章 八百万の神々と日本神道16.大国主命と国譲り説話 17.邇邇芸命から伊波礼毘古命へ18.神武東征説話 http://www7a.biglobe.ne.jp/~yasui_yutaka/nihonnoshuukyou/nihonshintou1.htm
および講演「大国主命について」をお読みください。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~yasui_yutaka/shotoku/ookuninushi.htm

私は歴史物語としては認めますが、それが史実だということは実証できませんし、もちろん歴史編纂者による修正もあるので、その点は考慮すべきだと思います。私は神武東征は侵略で、ホロコーストですからけしからんと思っています。
 梅原先生は、若い頃哲学書については、西田幾多郎の『善の研究』のように独創的な自分の哲学といえるものが書けるまでは出さないと決意しておられたようです。

 でもNHKテレビの放送を本にした共著『仏像ー心とかたち』がベストセラーになって、マスコミに登場して何百冊も本を出してしまったのですが、専門の哲学書は出していません。その意味では一貫しています。ただ梅原古代学や戯曲には物事を根底的に捉え返す姿勢が貫かれていますから、梅原哲学の表現であったといえると思います。

 やっと天台本覚思想とエジプトの太陽神信仰の論理を結合することによって、西洋哲学をトータルに批判して人類哲学をまとめ上げる見込みが出来たので、これからじっくり準備して、なんと90歳を超えてからまとまった哲学書を出すということです。この言葉に私は呆然として返す言葉がなかったのですが、「先生、90歳を超えて哲学書をまとめあげるなんて、それはギネスものですよ」と返したことにしておきました。(内緒ですよ)

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