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ユニバーサルフォーラム討論コミュの経済のダイナミックス

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経済のダイナミックス  ECONOMIC DYNAMICS

この宇宙のあらゆる運動は脈動的 です。
直線的な運動をするものは何もありまん。
この脈動的な運動により、内部に衝突と結合がおこります。
社会秩序の様々の段階で社会経済的生活の上昇と下降が
この脈動的な原理によって必ずおこります。

休止の時期が長い時は、社会は停滞の段階を長く経験します。
そしてそのすべての動的な運動を失います。
あるいは存在することをやめます。
もし、休止の段階で動的な力を失うならば、
続く段階が動的なものとはなりません。

資本主義と共産主義の崩壊は、その固有の静止性のために避けることができません。
資本主義と共産主義は、どちらもこの世界から消えてゆく間際にあります。

資本主義の外的領域、内的領域には通常の加速性があります。
しかし、内部の領域と外部の領域の間には矛盾があります。
資本主義の矛盾は、自己中心的な利益に動機づけられた心理と少数者のための富の蓄積によるものです。
だから資本主義は、人間の進歩の統合的な成長に適したものではありません。それゆえ、資本主義は爆竹のように炸裂する日が必ず来ます。



(コメント
「この宇宙は、すべてが脈動的である」という言葉どおり
私たちは政治経済の脈動を今、目撃しています。
政治は、早いペースで脈動しています。
安倍政権の発足時には70%くらいの内閣支持率だったのが、今や30%まで落ち込みました。
脈動の中ですべては動いています。

このスピーチでは、「資本主義は、爆竹のように炸裂する日が必ずきます」
と述べており、
別のスピーチでは「共産主義は早死にするが、資本主義は老衰するように終わる」と述べていました。

たぶん、爆竹のようにとは、今、ベネズエラ革命が起きていますが
ベネズエラ革命のようなものが
世界中に広がって、
アメリカを中心とする今の新自由主義の資本主義体制が粉砕されてゆく
ことを「爆竹のように炸裂」と述べているのだと思います。

そして資本主義的な企業が、従業員が企業幹部を選んだり、経営方針を社員で決定するような協同組合的民主主義経済のネットワークに
徐々に置き換えられてゆくことを「老衰」と表現したのだと思います。

ソ連型共産主義についてはサーカーのこの指摘はあたっていました。

アメリカ型の資本主義体制の崩壊を述べているサーカーのこの記述も、近く私たちは目撃することになるのかもしれません。

みなさん、ただ、歴史を傍観するのではなく
私たち一人一人のエネルギーをよりよい世界に向かうために
用いましょう。

コメント(8)

経済恐慌 静止性の結果 

経済の領域において、
まさに本来ある固有の激しい静止性(static)のために
恐慌 は資本主義でも共産主義諸国においても不可避です。

経済的恐慌は、抑圧、圧迫、圧制、つまり搾取の実質的結果 です。
搾取が頂点に達する時、社会の動きとスピードは、実質的に.無になります。

そのような段階、つまりこの頂点において当然爆発が生じます。
物質的世界の場合には爆発 は物質的性質をもちます。
そして心理的領域では爆発は心理的なものです。

恐慌は、四つの時代、つまりシュードラ時代、クシャトリア時代、ヴィプラ時代、ヴァイシャ時代のいずれにおいてもおこります。

恐慌 は、抑圧、圧迫、圧制のために社会の文化的生活においてもおこりえます。結果として文化的生活のあらゆる側面は、ゆがんだものになり、悪化.します。ゆがんだ文学、音楽、踊り、美術、建築などがあるのはこのためです。

社会生活と経済生活の両方において恐慌は誰にとっても耐えがたいものになります。
そのような恐慌は、1929年から1931年にかけて起こりました。
この恐慌の時期にベンガルでは、5キロの穀物が1パイサで売られました。
そしてパルドワンthe Burdwan の市場では、40キロが8パイサで売られました。
しかし、これらの商品を買う人は誰一人としてありませんでした。
そして給料の大幅な削減もありました。
そして人々は10%以上の賃金カットを受け入れざるをえませんでした。

 今日またそのような厳しい反作用に向かってゆく段階に入ろうとしています。爆発は2、3年、もしくは5年間になるでしょう。
前の恐慌とこれから来る恐慌との間の相違は、次の通りです。

前の恐慌はほとんどインフレーションがありませんでした。
しかし、将来の恐慌は、インフレーションと関連するでしょう。

それゆえ、それは人間社会の統合的な発達にとってよりいっそう有害です。
この恐慌は、商業経済の工業的亜部門でおこるでしょう。
それは、人間に対して広範で破滅的な帰結となるでしょう。
この恐慌の期間を短くするための努力がなされるべきです。

最終の頂点に至る前に、この惨事を防ぎ、社会の動きのスピードを加速することができます。
プラウトを通じて社会構造全体に社会経済的、文化的影響力を生み出すことによってそうすることができます。
世界はもっとも重大な段階を通過しつつありますから、
私たちはよりいっそう活動的になり、影響力を生み出すべきです。

もし、私たちが生み出す肯定的影響力が爆発と合致するならば、効果は大きく満足のゆくものに.なるでしょう。

インフレーションも恐慌も静止性の病に起因していることを心に留めなくてはなりません。
もし、ある国における生産が豊富で、金の保有高が、国の経済的地位に比例しているならば、インフレーションの可能性はありません。

しかし、もし、資本の循環が静止性の結果として減少し、生産量も低下するならば、インフレーションがおきざるをえません。
もし、ある国が外国貿易で赤字が続いているならば、
その場合もインフレーションの可能性があります。
加えて、もし、外国貿易が、バーターのシステムにそって行われておらず、
食料を輸入し、原材料を輸出しなければならないとしたら、
インフレーションは確実におきるでしょう。

他方、もし、十分な生産と適切な供給があったとしても、
突然、需要量が減少したら、貨幣価値は購買者にとって突然上昇することになります。
これは、「デフレーション」とか「ネガティブ・インフレーション」と呼ばれます。

コメント
静止性staticの意味がわからないと思いますが、哲学のところでサーカーは説明していますので、ここでは読み流してください。
文章を短くしては趣旨がわからなくなるのでここはそのまま載せました。
恐慌の原因   The Causes of Depressions
経済恐慌には二つの主な原因があります。
一つは富の集中です。
二つ目は貨幣の回転の阻害です。

もし、資本が少数者や国家の手に集中したら、ほとんどの人々は、一握りの搾取者によって搾取されることになるでしょう。
厳しい搾取の過程の結果として、深刻な爆発がおきるでしょう。
この爆発は経済の世界においては恐慌として知られています。
富の集中、とくに富の価値の集中が、恐慌の根本的な原因です。

第二に、個人や国家の所有する貨幣が回転をやめる時に恐慌がおきます。
貨幣を自由に回転させたら、一般の人々に救いとなっても、
自分たちの利益は減るだろうと資本家たちが考えた場合に
貨幣は不活性で活用されないままになってしまいます。

資本家の心理は貨幣の回転から利益をあげることにあります。
貨幣の投資が期待するほど利益をもたらさないと見たら、
資本家たちは貨幣の回転をストップします。
これが貨幣を動かなくさせ、不活性にします。
したがって、そこには投資がなく、生産がなく、収入がなく、購買力もありません。
この事態はあまりに危険です。
商品を買う購買者がいないほど事態は深刻なのものとなります。

(略)

賃金が下落する時、雇用を求めて労働力不足の地域に行った労働力過剰の地域の人々は、より大きな苦難を被るでしょう。
これは労働力過剰の地域における失業問題をさらに悪化させるでしょう。
そのような事態においては異なる社会経済単位の間の食料の輸送の制約が、生産の不足する地域での食料不足を深刻なものにする可能性があります。
それゆえ、運送を遮断するシステムを 導入するべきではありません。
生産過剰で労働力不足の国と地域は恐慌の時、より少ない苦難ですみます。

コメント
日本の地方は生産過剰ではなく、雇用を求めて都市の労働力不足のところにゆきます。
ですから、来る日本経済の破局でもっとも苦しむのは、地方の人々ということになります。


経済恐慌の影響

資本主義諸国の経済恐慌は、インドや中東の国も巻き込みます。

インドは多くの原材料を工業先進国とその衛星国に輸出しています。
インドはまた他の国々から未加工の綿花のような原材料を購入しています。
過去にはそのような原材料をインドは輸出していましたが、今は違います。
それゆえ他国に依存する程度に応じてインドは影響を被ることになります。

インドはまた巨額のローンをかかえています。
そしてこのローンは恐慌の時にインド経済に緊張をもらすでしょう。
恐慌の火花はインドを巻き込むでしょう。

もし、金融もしくは貨幣取引が、
つまり、金に影響する貿易が、減少するならば、
そしてバーター取り引きが増大するならば、
インドにおける恐慌の影響はそれほどのものにならないでしょう。
それゆえ、インドはバーター取引の領域をふやすべきです。

バングラデシュは製造された商品、原料のジュートと獣皮を輸出し、
そして食料やその他ほとんどすべての物品を輸入しています。
もし、バンクデシュが恐慌を避けたいなら、
バーター取り引きを増加させる以外に選択肢はないでしょう。

(略)


 恐慌は自然現象ではありません。休止は自然現象です。
プラウトの構造では休止はおきますが、恐慌はおきないでしょう。
社会を救うためにプラウトのアプローチは
購買力を強化し、
生産を増大させ、
財産の価値におるけ不均衡を減少させることです。
すなわち貨幣を回転を維持することです。

空虚なスローガンではうまくゆきません。
生産の水準を向上させることに注意が向けられるべきです。

資本主義国においても共産主義国においても生産様式に欠陥があります。
資本主義者の国々では、労働者は経営者側のためには働きません。
そして経営者側は富を集中させるため貨幣を回転させません。
共産主義者の国では、労働者は、仕事との一体感を感じません。
それが生産不振の理由です。


プラウトの協同組合モデルは、この両方の欠陥を持っていません。
プラウトは人間の理想や感情と上手に調整されています。
他の社会経済システムは人間的実存と包括的な向上から逸脱しています。

コメント

プラウトの民主主義経済モデルは、労働者が生産手段を所有し、
「人民の人民による人民のための民主主義経済」の基幹部分になります。
資本主義は爆竹のように炸裂する日が必ず来ますよ。
それは経済恐慌の形をとるでしょう。
経済恐慌にの主な原因は
一つは富の集中、
二つ目は貨幣の回転の阻害だよ
というところまで紹介しました。

金 インフレーション Bullion Inflation


資本主義経済においては、生産は資本家の利益のためです。
そして利益は個人、集団、国家の金庫のところにゆきます。
社会主義経済においては、利益は国家の金庫にゆきます。
そして利益のごくわずかの部分が実際の生産者のところにゆきます。
どちらの場合においても、資本主義が存在します。

そして新しい 財政投資が必要な時はいつでもインフレーションがおきます。
プラウト経済においては、単に消費のためにだけ生産されます。



なんらかのもうけへの動機がないので、
新たなインフレーションはありえません。
そして存在しているインフレーションは次第に消滅してゆくでしょう。
プラウトの生産や消費においては最初の段階で貨幣価値が一定しており、
人々に対して十分な購買力が保障されるでしょう。

第二の段階で、刷新された 経済秩序 において生産が増大してゆく時、
貨幣は自然な市場価値にもどるでしょう。

最終的に、消費の後で貨幣はその実際の価値にもどるでしょう。
インフレーションは防止され、購買力と生活の最低限の必要性が人々に保障されるでしょう。

第二段階は10年から20年続きます。

この期間の後、すなわち第三段階において、
生活に最低限必要なものの内容は向上し、
人々はより大きな購買力を実現するでしょう。
この購買力は加速度的に増大してゆくでしょう。

金の価値の裏付けを持たない 紙幣の印刷と発行は、すぐに停止しなくてはなりません。
そして、金の価値の裏づけをもつ新しい紙幣が、
新しい色と形で発行されるべです。

金貨で必要量を支払う準備がされていないのに政府は紙幣を発行するべきではありません。

このことはプラウト(進歩的社会主義)政府によってのみ実施することができます。


生産インフレーション(生産膨張) Production Inflation

生産インフレーションの問題も無視することはできません。

生産インフレーションは二つの形態でおこります。
一つは、科学的方法の適用のために、生産が特定の社会経済地域で需要と必要性を超過してある商品の増加するかもしれないことです。
そこで、その超過生産、過剰生産をいかにして市場で売却することができるかという問題となります。

第二に、突然ある環境のもとで商品の生産が増大し、
その生産物のための市場を見いだすことが困難になることもおこりえます。

さて、そのような生産はその水準を高めるとともに 購買力を高めるかどうかの問題が生じてきます。
普通の環境のもとでは、そのような生産量は大きな問題ではありませんし、長期にわたる問題ではありません。

しかし、そのような過剰生産物のための市場を見つけるための方策がとられないなら、鋭い問題となって出てきます。
この問題は三つの方策によって取り組むことができます。

第一に、過剰生産物が他の国や他の経済単位で消費できるように自由貿易体制であるべきです。

(具体例の略)

多くの国々の間で自由貿易がなされているこの環境のもとでは、
過剰生産もしくは過少生産については、商品の過剰生産分を生産の不足する国によって消費すように調整することかできます。
その場合かかわったそれぞれの国々に恩恵があります。

ここで自由貿易とは、輸出や輸入になんらかの賦課がないことを意味しています。
そしてこれらの商品の価格は、実際の消費者向けの市場に届いた時、消費者の有利になるでしょう。

第二に過剰生産の生産物の貯蔵に対しあらゆるところで適切に手配がなされるべきです。
ベンガルのマルダMalda では、腐敗しやすい 商品であるマンゴの過剰生産があります。
貯蔵のシステムがないので普通のマンゴの生産者は投げ捨てるような値段でマンゴを売らざるえません。
しかし、もし、彼らが四ヵ月後にその生産物を売ることができたら、
それは利益のあがる値段になるでしょう。
さらに加工工場を設立するならば、長く保存できる乾燥マンゴ、マンゴ菓子、マンゴのジュース、ソース、ジャムなどを生産することができます。
ヨーロッパや他の地域の多くの国々ではマンゴを生産しません。
保存のシステムが可能になるならば、マンゴを容易にこれらの国々に売ることができます。
そしてマンゴ生産者は、よりいい額のお金を稼ぐことができます。

(他の具体例の略)


第三に、多様化した消費スタイルを新しく考案すべきですすなわち消費は漸進的性質をもつべきで消費スタイルは多様化してゆくべきです。

たとえば、インドでは、今のところ亜麻の種子の活用は限られています。
もし、亜麻の種子から抽出された油の臭気が取り除かれるならば、
食用 油として広く使用されるでしょう。
また亜麻糸を亜麻から作ることができます。
それは全体として浪費されています。

(具体例の略)

現在の世界構造においては、自由貿易の実施に際して地域感情が障害となります。

(略)

世界のいくつかの自由貿易地域はこの種の制度の非常に輝かしい実例です。シンガボールはそのような実例の一つです。
変革された経済構造であるプラウトでは消費財の輸出入に税をかけることはありえません。

もし、これがなされたら、この地上は黄金の大地に転化するでしょう。

(略)

サーカーは自由貿易を主張していますが
それはまずそれぞれの地域で完成商品にまで仕上げる産業構造を前提としており、
現在の原料を他の地域に運ぶ形の今日の自由貿易とはまったく違うことを
以下の後半部分でご理解ください。



腐敗しない商品や原材料が過剰生産の場合には、これらの原材料を他の国々に輸出することが許されてはいけません。
そのかわりに 原材料は彼らが活用できる場所ですぐに製品に転換されるべきです。

たとえば、オリッサ Orissa とラーラ Ra'r'h の西部地域、マディヤ・プラデーシュMadhya Pradeshの一定部分、南ビハールとテレンガナの一定部分は様々の原材料が豊富です。

これらの経済的に未発達の場所は、ドイツのライン地方のように容易に先進的な地域に変えることができます。

もしこれらの地域の工場が原材料を製品 に変えるならば、貧しさにうちひしがれた人々は富裕な暮らしを送るようになるでしょう。


原材料の輸出は、ある国の経済の不健全さの顕れです。

もし、過剰生産が工業や農業における科学的に改良された手段によって引き起こされたものであるならば、消費は、以上に述べてきた様々の方法を通じて調整することができます。
これは人々の購買力の増加にもなるでしょう。
そのような段階では、自然の豊かさが究極的には一般の人々の恩恵となることが判明するでしょう。

それゆえ、プラウト構造においては、生産イフレーションは問題とはならないでしょう。
万能の方策 The Panacea

プラウトは人間社会の統合的な進歩のための万能の方策です。
それは、経済を全体として再建することを通じ社会経済的生活のすべての面で均衡と平衡をもらすことを目的としています。
プラウトなしには社会経済的解放はユートピア的夢のままであったでしょう。プラウトだけが恐慌から世界を救います。
さらにプラウトだけが先天的かつ後天的な静止性から自由です。

共産主義においてば、広範囲にわたる厳しい静止性があります。
人々は、静止性の病気に苦しんでいます。
これらの病気は 非常に近い将来、あらゆる形の「イズム」を破壊するでしょう。

賢明な人々はこの瞬間を活用すべきです。
私たちは、ヴァイシャ時代の最後の段階近くにいます。
もし、強い影響力が作りだされたならば、
それは苦悩する人間を助けるでしょう。
それは、包括的な革命を生み出すためのもっとも有利な瞬間 です。

これは、プラウト理論のもとでの新しい下位理論です。
それはプラウトにおける「ダイナミックス科学 ガティ・ヴィジナーナgati vijina'na」と呼ぶことができます。

13 September 1987, Calcutta


コメント
プラウトはサーカーが創始した理論ですが
「プラウトは人間社会の統合的な進歩のための万能の方策です」
とまさしく自画自賛しています。
「自画自賛」しているのに厭味がないのが不思議です。

私たちは「ヴァイシャ時代=近代資本主義社会」が破綻する局面に近づきつつあり、
私たちは、包括的な革命のためのもっとも有利な瞬間にいるよとサーカーは、私たちにメッセージを送ってくれています。
事態が悪化しつつある今こそ、民主主義経済の地球惑星社会という新たな人類文明へのチャンスが近づいているのではないかと思います。
テーマが共通しているので、サーカーの「ECONOMIC DEPRESSIONS」(経済恐慌)をここに紹介します。


経済の領域においては二つの要素が非常に重要です。

第一は、貨幣の循環を維持しなければならないことです。
貨幣が購買力として活用されない時、
あるいは貨幣が滞留したままである時、
経済はダメージを受けます。

第二は、もし貨幣が経済的な均衡と安定の単位としての能力を失ったら、
貨幣、間接的にはその利子は、
富の不均衡をもたらすことです。

経済のこの二つの根本的な要素が、少しでも忘れられたならば、
世界的規模の経済恐慌がおきるでしょう。

たとえ、安定した経済的水準を維持していた国や社会経済的地域が他の国々と金による貿易を行っていたとしても、
ある程度そのような恐慌に苦しむことになるでしょう。

様々の領域で繁栄し、恐慌状態にある国と経済的にかかわりを持たない 国も、
その富を過剰な防衛出費、
巨大なビルの虚栄的建造、
贅沢品などの非生産的な性質の企業に投資していたら、
すなわち収入を得ることのできないものに投資していたならば、
これらの国々も経済恐慌に苦しむことになるでしょう。

しかしながら、もしある国が、直接、間接に経済的取引に関して(貨幣による 訳者)貿易を中止し、
かわりに他の国々とバーター貿易を開始 するならば、
経済恐慌にあまり苦しむことはないでしょう。

この場合、経済的取引のアンパランスのために毎年の財政年度の最後にわずかの経済恐慌がおきるだけです。
このタイプの恐慌はわずかに感じられます。

三年毎に、少しそれ以上に三十年毎、さらにそれ以上に350年毎にです。

あるものが、なんからの理由で一般に認められた地位から下落する時、
もしくはその自然の価値が減少させられ、低落させられる時、
それを「デバリュエイション(価値の低下、平価切り下げ)」と呼びます。

時々、国家の指導者たちは金と通貨価値のバランスをとることが難しいと気づいた時、
公式に通貨の価値を削減します。
これは「通貨の平価切り下げ "monetary devaluation".」と呼ばれます。

しかし、現在の経済システムの欠陥のために
国中であるいは世界中で経済恐慌の予感があります。
17 January 1988, Calcutt
Shabda Cayanika' Part 15

コメント

(1)
「第二は、もし貨幣が経済的な均衡と安定の単位としての能力を失ったら、
貨幣、間接的にはその利子は、
富の不均衡をもたらすことです」
という文章の解釈にいて、経済学を研究している ユニヴァーサル・ジャパン・プラウト推進支部http://www.geocities.jp/sadvipra81/の神奈川の上村さんにききました。

上村
「要約すると、物々交換だと、人々にとって必要なものが取引されるのに比べ、
貨幣を通すと社会の流れが見えにくくなり、不必要なものを生産してしまったり、
有効な取引が行われない、という弊害がある、という意味だと思います。
物々交換ですと、要らない商品を多く持っていても限界があるので、
富の集中にも限界があるのと、恐慌なども起こらないので、
その点、貨幣経済よりも均衡と安定に利がある、という意味で、
>第二は、もし貨幣が経済的な均衡と安定の単位としての能力を失ったら、
という警句になったのだと思います。
(以下略)

(2)
ここ数日、金融市場の変動が世界的におきています。
市民社会フォーラムに参加してよく投稿されているレオニードさんは、投稿で
「サブプライムローン焦げ付き懸念の本当の原因は、
アメリカ社会で経済的な格差が広がったことだ。
低所得者層の現金収入を増やす以外に、本当の解決につながる道はない。」
とおっしゃっており、
この点、まったく同感です。

私は正直、銀行が人々の経済活動の活性化のために融資すればいいのであって
金融市場なるものは、廃止した方が、健全な社会ができるのではないかと考えています。
サーカーの民主主義経済論では、銀行も協同組合となり、行員による民主主義経営となり
民主主義経済をまわしてゆきます。
金融市場なるものはサーカーの論では見たことがないのですが、
たぶん、彼のプラウト民主主義経済では金融市場は念頭にないのではないかと思います。

本来、金融市場で巨額に取引されている金額は、
地方に産業をおこし、労働者の雇用と賃金にまわるべきではなかろうか。




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