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Blossom DearieコミュのDARYL SHERMAN の高田敬三先生の解説

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高田敬三先生の彼女の解説です。結構大物で、ブロッサムとも親交ありました。

  DARYL AT DUKE’S PLACE

Daryl Sherman Sings and Plays Duke Ellington Songbook
Special Live on Duke Ellington’s 115th Birthday April 29, 2014

ダリル・シャーマンは、一昨年の12月から昨年2月までの3カ月に続き、今年も3月から5月末まで代官山の当ラウンジ「Tableaux(タブローズ)」でピアノの弾き語りを披露しています。彼女は、14年間もニューヨークのウォルドフ・アストリア・ホテルのカクテル・テラスで昔このホテルに住んでいたコール・ポーターが愛用していたスタンウェイのピアノを弾いて歌っていたピアニスト・シンガーで、マンハッタンンのナイト・ライフの名物でした。ホテルの経営が変わってその仕事がなくなりフリーになったところへ、Tableauxから話があり、日本は、初めてだったけど、昔から興味があって一度は行ってみたいと思っていたので、一大決心をして一昨年来日を決めたそうです。その結果、日本に多くの友人が出来、すっかり日本が好きになって今回の再度の来日となりました。Tableaux Loungeは、高級感あふれるシックな落ち着いたラウンジで、彼女みたいな歌を聞くには最適な場所ですが、ラウンジと云う性格上、必ずしもジャズ・ファンが集まるところではありません、基本的にジャズ・シンガーでありジャズ・ピアニストである彼女としては、彼女の音楽をしっかり聞いてくれる聴衆の前で歌う機会が有ったら、と云う願いを持っていました。そこでTableaux Loungeの協力を得てエリントンの115回目の誕生日の本日、今回のスペシャル・ライヴが行われることになったのです。彼女は、ニューヨークでもエリントン・トリビュート・ライヴを行い、大好評でニューヨーク・タイムズ紙等で絶賛されていました。彼女は、5月31日まで日曜日を除いて毎日当ラウンジへ出演の予定なのでアメリカン・ポピュラー・スタンダーズが好きな方は、是非この機会に引き続き彼女の素晴らしい歌とピアノを聞いてもらいたいと思います。
 彼女は、今迄に14枚のアルバムを出していて他にもナンシー・ハロウ、ボブ・ドロー
等8枚のCDに客演しています。最新の「ミシシッピ・ベル」は、コール・ポーターも縁の深いニュー・オリンズで録音したコール・ポーターの曲を歌うアルバムでした。彼女は、毎年行われるコール・ポーターの生誕地、インディアナ州ぺルーでのコール・ポーター・フェスティバルにもメイン・ゲストとして参加しています。彼女は、コール・ポーターだけでなくグレート・アメリカン・ソング・ブックの研究家としても有名でそのレパートリーは、膨大なものです。彼女の前作は、ジョニー・マーサー・トリビュートだし、「A Hundred Miracles」は、リチャード・ロジャース・トリビュートでした。彼女に「どの位のレパートリーをお持ちですか?」と聞いたことがありますが、「数えきれないわ」と云うのが答えでした。しゃべる前の幼少の頃から父のトロンボーン奏者、サミー・シャーマンに教えられて歌っていた彼女は、ジャズ、スタンダード、ブロードウェイ・ミュージカルからクラシックまで歌えます。中にはレコーディングもしている「I’m In The Mood For Love」や「上を向いて歩こう」等の日本語の歌もあります。彼女は、シート・ミュージック(楽譜)のコレクターとしても有名です。お客さんのリクエストに応えられる様にいつも練習していて、彼女なアパートは、床から天井まで家中シート・ミュージックだらけです。
 彼女は、アーティ・ショウ楽団の最後のシンガーでもありました。アーティ・ショウが1983年に引退からカムバックした時、彼に呼ばれてバンド・シンガーとなっています。そんな関係で最近のアーティ・ショウ生誕100年記念コンサートでも歌っています。彼女は、ピアノの弾き語りだけでなくドイツのWDRジャズ・オーケストラやアメリカン・ジャズ・オーケストラなどビッグ・バンドとも歌っています。「バンド・シンガーというのはバンドの花でステージの横に座って自分の出番を待っているのだけど、マイクロフォンのところへ出て行くタイミングが難しいのよ。」といたずらっぽく話してくれたことがあります。同郷のピアニスト、マイク・レンジが紹介してくれて以来、ブロッサム・ディアリーとは親しかったそうです。彼女がダリルのライヴを聴きに来たし、彼女のファンにダリルを聴くように薦めてくれた事もありました。ブロッサムは、ダリルが彼女の歌を如何に良く理解しているか、如何にブロッサムに影響されているか、という事を感じていたのでしょう。いつも彼女を励ましてくれたそうです。ブロッサムの家を何度も訪ねたことがあるそうです。シルヴィア・シムスも彼女の先生的存在の友人で理解者でした。駆け出しの頃、ダリルのライヴで「お嬢さん、貴女、素晴らしいジャズのフィーリングをお持ちね。」と云われ、それがシルヴィア・シムスだったと云う事を後で知って吃驚したこともあったそうです。彼女とは、それ以来の彼女が亡くなるまで親しいお付き合いだったそうです。
 彼女は、大学卒業後、公立学校の先生をしたことも有り、教えることは得意です。ワーク・ショップ、マスター・クラスをアメリカは、勿論、英国、オランダ、スペイン、ドイツなどで開いています。フレージングやジャズ・イディオムを教えられるし、大学で言語の修士号をとっているので言葉の違う人達に発音や歌詞の理解を教えることも得意です。ピアノを弾きながら歌うという生徒に教えることが特に好きだそうです。日本に居る間にそんな機会があったら素晴らしいことでしょう。

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