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戦乙女を讃える会コミュの小倉優子というカタストロフィー

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電波系の寿命は短い。それは素材のよしあしには関わらない、彼女らに共通する宿命である。
電波系の売りはその破天荒で奇矯な振る舞いにある。それが視聴者の予想を超えている限り、彼女らは売れ続ける。が、それが定型化し、新鮮味を失ったところでアイドル生命は終わりとなる。しかも時の流れが異常に早いテレビが主戦場となりやすい彼女らは、早くに燃え尽きてしまうのだ。
そこで小倉優子である。彼女は電波系としては異例の長命種である。しかも電波系はその異常な振る舞いの代償として、実生活とのギャップや精神的ストレスから、肌の荒れが激しくなるのが慣例だが、一見したところその兆候はいまだ現れていない。一体、彼女は他の電波系とどこが違うのだろう。
小倉優子が長寿を保っていられる秘密。私はそれが彼女のずば抜けたメンタルタフネスにあるように思えて仕方ない。
最初に彼女を見た時、その瞳の強さに驚かされたことを思い出す。ウサギのような可愛らしい容貌とは不釣合いな、狼にも似た鋭い眼がそこにあった。私は思った。

「こういう目を持つ人間はタフだ。きっと、すぐに上まで昇ってくるぞ」

そして予想以上の早さで彼女はやってきた。その頃には世慣れてあの眼を見せることはなくなっていたが、それでも、何かの拍子にうっかり出てしまった時には、他を圧する光をぎらりと放ち、その鋭い牙が健在であることを証明していた。
さて、現在の活躍ぶりは誰もが知るところであるが、近頃、気になることがひとつある。彼女の瞳の奥に言いしれぬ色彩が沈んでいることだ。澱んだ湖のような、深い倦怠の藍色が。
恐らく小倉優子は厭いている。自分自身に。
電波系の終末期がついにやってきたのではないか。あの無類の精神力で押さえ込んできた、さまざまなモノが世に現れようとしているのではないか。
私は近頃、小倉優子を見るたび、身震いのようなものを感じる。
一体、あの細身の体のなかに何を溜めていたのか。
小倉優子の笑顔の奥で、破滅へのカウントダウンはすでに始まっている。

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