シナトラの唄う「Fly me to the moon」の歌詞の一節です。 Fly me to the moon, And let me play among the stars Let me see what spring is like on Jupiter and Mars In other words: Hold my hand! In other words: Darling kiss me! アポロ8が月へ向かうのを生中継している11PMの中で、由美かおるが3人の宇宙飛行士を見送りながらこの歌を歌っていた。>何号だったか定かでない。 この歌詞を言語学の標準の方法で分析してみると。>分析と言うほどではなく、ただ形式化するだけ。本質だけを議論するのでかなり話を単純にします
音声で表される言語{Fly me to the moon}、その文章が表現する意味[私を月まで飛ばすイメージ、あるいは本当にそういう行動]、唄っている彼女の気持ちを表す言語{Hold my hand! , Darling kiss me!}、この文章が表現する意味[手を取って、キスをしてダーリン。こっちはイメージではなく行動でしょう]、前者の言語から後者の言語への「比喩」と呼ばれる写像、この写像によって引き起こされる音声言語の意味から彼女の気持ちへの対応関係、こんなところでしょうか。 この方法は、自然ですし有効ではあるのでしょう。
しかし、ぼくはややこしすぎると思う。
もっと単純に記述可能なのではないか? 分析すべきは{Fly me to the moon}という文章でしょう。 {Hold my hand! , Darling kiss me!}のほうは気持ちを解説しているのだから、前の文章に対しては「メタ言語」なのではないか。 さらに、文章とその意味はほぼ一対一に対応しているのだから、両者を同一視してもよいのではないか。 また、「標準の文法」ではなく「彼女の文法」を形式化すればよいのではないか。 などなど考慮すると次のようになる。
彼女が言った文章{Fly me to the moon}は、彼女の気持ちの中では、[手を取って、キスをしてダーリン]という概念になっている。 ようするに、彼女のお相手はこの文章を聞けば、彼女の気持ちをこう察して行動に移す、というのが正しい判断なのでしょう。
これらを形式化すると、 概念Fly、 me、 to、 the、 moonたちは、文章S={Fly me to the moon}の要素であり、文章S={Fly me to the moon}は概念I=[手を取って、キスをしてダーリン]を作る。 Iの説明にメタ言語として日本語を使っています。
論理式にすると、 Fly ∈ S、me ∈ S、to∈ S、the ∈ S、moon ∈ S、そして、S ma I
ZFでは集合を集めて出来たクラスがもし集合であるなら、再びそのクラスを集める対象としますが、FCではクラスを集めた「集まり」はそのままではまだ集める対象になっていません。>クラスではないので「集まり」と呼ぶ 「集まり」の要素たちが溶け合い一つになって「クラス」になると、再びそのクラスを集める対象とすることが出来ます。>この過程を記述するのが述語「m」です。mはmakeの頭文字で、α m cは「αがcを作る」を表現しています
ZFで「x∈c、ただしc={x、y、z}」という論理式に対応する概念は、FCでは「x∈β、ただしβ={x、y、z}、そしてβ m c」という概念になります。
> これらを形式化すると、 > 概念Fly、 me、 to、 the、 moonたちは、文章S={Fly me to the moon}の要素であり、文章S={Fly me to the moon}は概念I=[手を取って、キスをしてダーリン]を作る。 > Iの説明にメタ言語として日本語を使っています。