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円空コミュの円空、円空仏に関する入門書など

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 円空や円空仏に関する入門書では、円空学会の小島梯次(こじま・ていじ)理事長や同会の前理事長の長谷川・公茂(はせがわまさしげ)顧問の本が入手し易いでしょう。
この一、二年の間に発売された本をまとめて書いておきます。

<入門書>

・「円空仏入門」 小島梯次著 まつお出版 1296円(税込)
 円空学会理事長の小島氏が、入門向けに書き下ろしました。著述が中心で写真がやや小さいのが難点かもしれませんが、円空研究の最先端を行かれる記事なので確度は高いでしょう。

・「円空と木喰 -微笑みの仏たち」 小島梯次著 東京美術 2808円
 カラー写真が多く、とても見易いと思います。僕の写真も少し載っています。

・「円空の生涯」 長谷川公茂著 人間の科学新社 2160円
 円空学会前理事長の長谷川氏の集大成とも言えるかもしれません。ネガの劣化のせいかやや写真が古く感じられるかもしれませんが、まだ円空仏の扱いが大らかだったころの写真が掲載されており貴重です。

・<市史>
 新修豊田市史 別編 美術・工芸編
 愛知県豊田市に残る観音堂、本多静雄のコレクションである25体(掲載の内一体は、?が付く)をカラー写真と共に小島梯次氏が解説。掲載される円空仏の写真は、前田邦臣・円空学会常任理事が撮影。

<ファンブック的な>

・「円空を旅する」  井上雄彦著 美術出版社 2376円
 スラムダンクやバガボンドの作者でもある井上氏が全国の円空仏を訪ね歩きます。
 取材先でのカット写真や紀行文、円空仏のデッサン、対談記事が掲載されています。

コメント(4)

円空さんって、木喰さんでいう柳宗悦に相当するような古い時代の研究ってないのでしょうかね。
井上雄彦さんの書は気づいていませんでした。情報ありがとうございます。
>>[1]
円空のブーム自体が昭和30年代以後ということもあり、それ以前の研究書というのは聞いたことがありません。ただ、荒子観音寺(名古屋市中川区)の「浄海雑記」、天領高山(岐阜県高山市)の代官を務めた「長谷川忠崇」の編纂した「飛州志」、江戸時代後期に名古屋藩の町人である桑山好之のまとめた「金鱗九十九之塵」、祖師野薬師堂(岐阜県下呂市)の棟板、弘前藩の「御国日記」、伴 蒿蹊の「近世畸人伝」などに円空の名や伝記が記述されています。
>>[3]
近世期の記録は知っているのですが、木喰の場合、柳宗悦が「民芸」の一種として着目して、山梨の小宮山清三であるとか各地のディレッタントとネットワークを作って研究していったという、近代における古い研究というものがあるのですよね。山梨なんかだと、郷土研究の原点になっているように思えます。円空さんの場合は、そういう注目のされ方はなかったのかなと、思ったのですが。

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