MacFriendsコミュの＜TLS1.2対応してますか？　その4＞

長くなったので、四つの部分に分けました。これより前の部分は、＜TLS1.2対応してますか？　その3＞を読んで下さい。

また、最初に述べた、同じMacOS上で利用するユーザエージェントで起きる違いから、MacOSでは、TLS1.2への対応ができるできないは、使用するヴァージョンのみで決まるのではなく、その上で利用するユーザエージェントが何であるかでも決まることが分かった。したがって、TLS1.2への対応はMacOSのヴァージョンアップのみではなく、利用するユーザエージェントの変更でも行えることを知りました。ユーザエージェントが利用するSLLツールはどこかに隠れているのでしょうか。

ここまでのことは、納得できました。しかし、以下の疑問が残ってしまいました。

疑問1
iOSの場合、TLS1.2への対応ができるできないは、iOSのヴァージョンのみで決まるのか、それともMacOSやiOSのヴァージョンとその上で使用するSafariのヴァージョンの組み合わせで決まるのか。

疑問2
MacOSのヴァージョンのみやiOSのヴァージョンのみから、それらのOSがTLS1.2に対応しているのかを調べることができる、簡単なツールやインターネット以外の方法はあるのでしょうか。

疑問3
使用しているUNIX系のOSで、対応しているSSL/TLSのすべてのヴァージョンを知ることができる、簡単なツールやインターネット以外の方法はあるのでしょうか。

疑問4
MacOSやiOS上でSafariを利用すると、TLS1.2に対応できない。しかし、同じMacOSやiOS上でSafari以外のユーザエージェントでは、なぜTLS1.2に対応できてしまうのか。SafariとSafari以外のユーザエージェントではネットワークセキュリティの面で何がどのように異なるのか。

疑問5
SSLツールを持つのはOSのみであるのか。それとも、アプリケーションであるユーザエージェントでも独自にSSLツールを持っているのか。持つとすると、どの場所にどのようなやり方で持つのか。

なお、TLS1.2についての詳しい説明は、＜TLS1.2対応してますか？資料編＞を読んで下さい。