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身体表現性障害コミュの診る

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6つの身体表現性障害について、それぞれもう少し詳しく説明しましょう。

1.身体化障害
身体化障害は、歴史的にはブリッケ症候群と呼ばれていたもので、30歳以前に発症してその症状が少なくとも数年以上持続している多症状性の障害を言います。その症状には、少なくとも4つの異なった部位の疼痛、2つ以上の胃腸症状、月経不順や月経痛、性機能障害などの性的症状、及び神経疾患を示唆する少なくとも1つの症状(偽神経症状)が全て含まれていて、その多彩で反復的な症状の為に医学的治療を受ける事になったり、社会的、職業的または他の重要な領域において機能の著しい障害が生じたりする事になります。
身体化障害は、女性が男性の5倍近くで、大うつ病性障害、パニック障害、及び物質関連障害と併存していることが非常に多く、人格障害との併存も多い。本障害の経過は、慢性ではあるが動揺する形を取り、寛解する事はまれだとされています。

2.鑑別不能型身体表現性障害
鑑別不能型身体表現性障害とは、身体化障害や他の身体表現性障害の基準を完全に満たさない身体表現性症状が持続してる場合残遺カテゴリーで、1つ、またはそれ以上の身体愁訴が6ヵ月以上持続しているものをいいます。もっとも多い愁訴は、慢性の倦怠感、食料の喪失、胃腸系または泌尿生殖系の症状です。嘔きの様な単一のはっきりとした症状が存在してる場合もありますが、いくつかの身体症状が存在してる事の方が一般的です。

3.転換性障害
転換性障害とは、足が立たなくなる、手が動かなくなる、声が出ない、耳が聞こえないなどの医学的に説明の出来ない神経症状が認められるものです。ところが転換性障害の後に1/4から半分が神経疾患である事が明らかになるので注意が必要です。鑑別診断の為には、十分な内科的・神経学的診察が不可欠です。

4.疼痛性障害
疼痛性障害とは、心理的要因によって影響される原因不明の腰痛や頭痛などの疼痛があり、その為に重大な情緒的苦痛や機能障害を経験するものです。25〜50%に大うつ病性障害が認められるとの報告があります。

5.心気症
心気症とは、一般身体疾患が存在しないにもかかわらず自分は病気にかかっていると思い込んでいる事が特徴です。身体症状は患者の非現実的あるいは不正確な解釈から生じるもので、医学的な原因は認められません。うつ病性障害や不安障害と併存している例も少なくありません。
鑑別診断では特にエイズ、内分泌障害、多発性硬化症といった容易に診断されない症状を伴う障害を除外する必要があります。

6.身体醜形障害
身体醜形障害とは、自分の身体の一部が醜いという思いにとらわれ、重篤な情緒的苦悩や機能障害を体験するものです。例えば、ほお骨が出ている、口が大きい、鼻が不格好など、他人からみれば本当に些細で、気にする範囲の欠陥ではない事を本人は非常に気にして、皮膚科や形成外科を受診する事になります。一般に、他の精神障害と併存する事が多い様です。

いずれの場合でも、診断の大枠は、身体症状を訴えているけれど、それを裏づける検査所見やデータが揃わないと言う点です。検査は、それぞれの診療科の専門性において、臨床的な立場から必要なものをいて頂ければよいと考えます。ただし、侵襲的な検査は避けた方が良いでしょう。

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