大阪街歩きコミュの味に輝く

昔、建築関係の書籍を買い漁った時期があった。もちろん書籍を紐解くまでもなく、現代社会において日本家屋は非常に貴重な財産である。しかしながら現存するばかりか、普段の散歩がてらに立ち寄ることができるのだから、私は幸せものだと言える。

心斎橋の一角に「北極星」がある。本店ではないので心斎橋であろうか。さる料亭が商売を止めた後を買い取ったのだろう。店内はいくつかの座敷をぶち抜きにして、大人数が一同に食することができるようになっている。いかにも大衆的なのが嬉しい。しかも値段も手頃だ。ランチなら1000円もいらないだろう。

もちろん料理を食したのだが、食べるのに夢中になって、店内の写真を撮ったのも食べた後になってからだ。その為、どのようなものを食べたか、画がないのが片手落ちではある。

「北極星」はオムライス発祥の店であるから、オムライスが一番人気があるのであろうし、実際オムライスを食べた。高島屋などにもテナントが入っているから最も馴染みのあるメニューだろうと思う。しかしながら、こういう店は洋食全般を扱っているので、他のメニューも当たり前だがおいしい。オムライスのランチセットを食したが、添えられていたエビフライが、定食屋やファミリーレストランのそれとは全く違う、本物の味であった。

食後にアイスコーヒーを飲む。この場合、やはりアイスコーヒーと言わずに、「冷コー」といいたくなるのは何故だろうか。