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ビジネスとしての農業コミュの【質問】北海道米の人気

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ブランド米勢力図に異変アリ
(R25 2009.06.11)

http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000007185



新潟産コシヒカリの売り上げが低迷し、北海道産米の人気が急上昇と書かれたこの記事。

「コストパフォーマンスの高さから人気を集めているのが北海道産米だ」という表現が特に興味を引きました。


かすかに覚えているのは、私が子供の頃には、東北でさえ“冷害”にあっている状態でした。それが、今や北海道産米が人気だという。南方系の植物ですので暑さには強いはずなのに、「温暖化対策品種も出始めています」とのこと。なにやらよくわからんなあ、と思えています。


なぜ、北海道産はコストパフォーマンスが高いのでしょうか?どういう理屈でそうなるのか?
新潟に対抗するのがなぜ北海道なのか?他の地域じゃだめなのか?
何が(誰が)北海道産米の競争力を上げているのか?どんな風にして上げているのか?

興味は尽きません!



**


野菜工場はどうなんでしょうか?http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30758384&comm_id=93568

リンゴ新品種 青森県の登録ミスhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42656744&comm_id=93568

と、“素人の横好き”でトピを立てさせていただいてまいりまして、相当勉強になりました。ありがとうございます。


この3つ目もよろしくお願いします。(頓首)

コメント(6)

北海道米がコストパフォーマンスが良い理由は外食産業が主な買い手だったからだと知人に聞た事があります。
取引相手が価格にも味にもうるさかったって事ですかね?


個人的には北海道米はもっと評価されべき、尚且つ高値で取引されるべきと思ってるんですが…
米余りが始まり北海道は食味向上を進める為コシヒカリ他の良食味品種との交配を進めています。
きらら397から北海道米の巻き返しが始まりました。其の時は名前の公募等PRに相当力を入れまして、其の年は完売しました。只、あれは冷害に弱い。

其の後、「ほしのゆめ」が登場しましたが、あれはイモチ病に弱く収量が低い。そして現在「ななつぼし」が主流に成っています。

「おぼろつき」は粘りは有りますが旨味が無いし収量も低いので繋ぎ品種として位置しています。其処で今年から「ゆめぴりか」がデビューします。

北海道は冷涼地帯なのでイモチ病の防除は本州の70%程度の農薬で済みます。其れと農家一戸当たりの作付面積も増え続いています。

ウチは平成11年迄水田7.3haでしたが、現在12.33haの作付けになっています。其れと米産地の基盤整備事業も進んでいます。作業効率、圃場環境改善が進んでいます。其れも低コスト化の一因です。

其れと北海道〜本州への売込みには運賃が掛かるので価格設定を上げ難い事情もあります。高橋知事の道産米の地産地消への努力で現在道民の食べる米の70%は北海道米に成りました。此れは高く評価しています。

北海道は専業農家が多いので、農業管理も作物に合わせ易い所があります。其れも品質に好影響していると思います。
3110♪BLUESさん、

北海道米のコストパフォーマンスが良い理由は、外食産業が主な買い手だったからだということですか。需要側のハイレベルの要求が北海道米の作り手を鍛えた、ということですかね。

他の地域では、それがなぜ起こらなかったんでしょうね?北海道以外では、価格にも味にもうるさい取引相手を相手にしなくてもやっていけたが、北海道ではそうはいかなかったということでしょうか?


>個人的には北海道米はもっと評価されべき、尚且つ高値で取引されるべきと思ってるんですが…

そう思う理由は?


**



NEWLAYZNERさん、

「きらら397」から、「ほしのゆめ」を経て、現在「ななつぼし」で、「おぼろつき」で繋いで、「ゆめぴりか」が将来有望品種、というようなことですか!
なんか、ファッションの流行みたいな華々しい変遷ですね。

こういうのは、自然に移っていくものなんですか?それとも、仕掛け役みたいな人(組織)が存在するのでしょうか?

冷害に弱い、病気に弱い、収量が低いといった農業技術的な理由で変遷していくという側面もあるのだと思いますが、人為的に敢えて動かしているというような側面もあるのでしょうか?



>米産地の基盤整備事業も進んでいます。作業効率、圃場環境改善が進んでいます。其れも低コスト化の一因です。

私のような素人には、北海道の農業=酪農、というイメージしかないのですが、ぜんぜんそんなことはなくて米農家も相当あるということなんですね。しかも、それがビジネス的に伸びている。

日本の米は北海道で作ります、みたいな時代に入っていくのでしょうか?“米産地北上の法則”みたいな感じで米作りの歴史が動いていると言うか…

どこかで誰かが音頭をとっているブランド戦略みたいなのが背景にあるのかと思っているのですが(私の職業病?)、そういうのはあまりないのでしょうかね?
用途、嗜好で需要が違います。

きらら397は吉野家でも使われています。粒が厚めなので丼モノに良いそうです。
ほしのゆめもそれなりの需要があります。あれは粒が薄いです。
ななつぼしが一番の主力です。コンビニ弁当やおにぎりでもよく使われています。あれは冷めても美味しいです。

ゆめぴりかはおぼろつきに変わる品種です。未だ、新人なので販路開拓はこれからです。

ホクレンがPR,販売に力を入れています。

北海道米は未だ本州米に劣る面がありますし、より優れた品種の開発が進行中です。品種変更しなければ栽培技術面で楽ですが産地間競争の激しい情勢下、新品種変更は人為的、前向きです。

北海道稲作は大きいですが米の消費減退、食生活の変化に対応する為転作物の開発、販路拡大も進めています。当麻町の「でんすけ」西瓜は其の好例ですし、畑作やハウス栽培との複合経営も進んでいます。ウチも畑を7ha程作付けしています。

北海道だけで米を作る・・・と云う事は有り得ないでしょう。本州でなければ作れない特性を持った米もあるでしょうし、自給率維持、国家維持の為に各地での稲作が必要です。

農産物もブランド化が進んでいます。産地を強くする為に必要です。でも、それには産地が味、品質、量、安定した生産供給を維持する体制を作らないと市場や消費者から信用されません。
只、天候は毎年違いますし消費者の嗜好、景気、物事にも需要が変わるので色々難しいですね・・・
NEWLAYZNERさん、

ありがとうございます。とても勉強になります。


>ホクレンがPR,販売に力を入れています。

http://www.hokkaido-kome.gr.jp/new/index.cgi?no=174
こういうのが一例になるんでしょうね。
ここで教えてもらったので、このページの左の写真の右奥に「ホクレン」と書かれてある意味がよくわかりました。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BC%9A
ここに説明のあった、「毎日運航で、折り返しの日立港からは農水産物、生活雑貨、工業製品等を輸送し、道東と首都圏を結ぶ物流の大動脈となっている」『ほくれん丸』の話も興味深かったです。



>北海道米は未だ本州米に劣る面がありますし、より優れた品種の開発が進行中です。品種変更しなければ栽培技術面で楽ですが産地間競争の激しい情勢下、新品種変更は人為的、前向きです。

こういうのも、ホクレン主導で動いているのですか?



>北海道だけで米を作る・・・と云う事は有り得ないでしょう。

市場原理の結果としてはありえるのではないかなあ、と私のような素人は考えてしまいます。なんといっても、北海道は広い。デッカイードー!


**



北海道と言えばデンマーク…みたいな感覚を持ってしまうのは私だけではないようで、こんなウエブページもありました。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/910.htm


こんな本もあります。
『なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか』 (単行本)
ケンジステファンスズキ (著) 合同出版 (2008/02)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E3%81%AA%E5%9B%BD%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AB%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD/dp/4772604103


デンマークは、世界一「幸福な国」として知られています。

北海道も、そうなっていけばいいですね。
トピズレですが、以前りんごya!さんから教わった林文子さんの著書を2冊入手して読ませてもらいました。

文章で表現できる部分はとても限られているのだとは思いますが、それでもとても勉強になりました。


たとえば、

「駄目になる店と繁盛店の違いって、意外と簡単なところにあるような気がします。繁盛店の達人たちは、自分の仕事に飽きがくるということがありません。達人たちは、毎日の仕事なのに「これでいい」と妥協することがない。」

「焦らず、驕らず、お客の隣に座り続けること。それが営業の基本です。」

「営業は煎じ詰めれば「こころを届ける」のが仕事です。」



林さんはこうも書いておられます。

「夢を語れなくなったときが、その人のリタイアの時期ではないか。」


がんばろう、という気にならせてもらいました。


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