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米朝一門コミュの桂米朝落語研究会

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はじめまして〜!面白そうなので、参加させていただきました。たまに落語会を覗くのが私の楽しみです。こないだ桂米朝落語研究会の報告です。

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確か先月の8日、京都の安井金毘羅会館でありました、桂米朝落語研究会に行ってまいりました。この日は、午前中には福岡にいたのに、梅田→京都へ。一日にこれだけ表情の違う街に行くと、日本っていろんなところがあるのね、なんて思ってしまう。8人耐久落語のレポートです。

さて、この米朝落語研究会。通常は8名の噺家さんが落語をやったあとに、袖で聞いていた米朝師匠が一人一人の落語を批評して、より芸を磨くという機会なのです。以前テレビでこの模様を伝えていたときなぞは、桂ざこばさんですら、思いっきりダメだしをされていたようで、噺家さん達にとっては非常に緊張する、辛い場のようです。たまたま、この日は米朝師匠がおられなく、皆さん楽に噺がでけたようですが。

まずは、さん都『宿場町』。ごめんなさい。私5分ほど遅れてはいったので、あんまり筋が掴めなかったです。さん都さんと言うくらいだから、都まるさんの御弟子さんか。ということはざこばさん系統なのでしょうね。ざこばで思い出しましたが、『ざこば』はお魚屋さんのことらしいです。初めて知りました。『雑魚場』なのでしょね。この噺で出てきました。

それから、佐ん吉『鷺とり』。若そうなのに、面白かったし、上手でした。鷺を取って売って儲けようとするおばかな人の噺。江戸っ子雀との掛け合いが面白かったです。

続いて、こごろうさん。私は枚方の鍵屋資料館での『茶の湯』からこごろうさんファン。この日は『おごろもち盗人』。やっぱり面白い!この日一番でした。おごろもちって何だろうなと思って後から調べると、もぐらのことらしいです。で、昼間にめぼしをつけた家に夜、穴を掘って、侵入する泥棒のことを『おごろもち盗人』と呼んでいたそうな。

この辺になってくるとちょっとしんどくなってくる。

次は『飯店エキサイティング』月亭遊方。この人の創作でしょうが、ネタにひねりがなかった。ただの汚い中華料理屋の風景の描写。聞きとりにくい声だったし、個人的には今一歩。

雀喜さんの『鬼の面』。よかった。さすがと言ったところ。枚方で聞いた『薮入り』で男の子が丁稚奉公することを書きましたが、女の子も子守り奉公といって、奉公に出ていたのですね。純粋な子供がうまく描かれていた。

雀々さんの『野井戸』。これの最大の見せ場は飲んだくれる主人公の酔いっぷりでしょう。段々に酔っていく様の演技はさすが。ただ、話の展開はあまりないので、引っ張りすぎの感もあり。

『世帯念仏』あさ吉さん。コンパクトで面白い話。念仏を唱えながらも、集中できない主人の話。気になったのは、お念仏はあれでいいのか?ということ。どうも不自然で中途半端だったような気がしたのですが、ネタでそういう風に決まっているのかしら?

とりは千朝さんの『三枚起請』。起請(きしょう)とは、昔の人が結婚する前に「あなたと結婚します」という意思表明をした誓約書みたいなもの。昔はそんな習慣があったのですね。それを一人の女性が3人別々の人に渡していたという話。なかなか面白かった。女性のうろたえない、軽い身のこなしが興味深かったです。そういえば、『真珠婦人』の瑠璃子も青木青年に結婚を迫られて、「証拠なんて!妾(わたくし)の言葉を信じて下さらなければ、それまでよ。お女郎じゃなるまいし、まさか、起請を書くわけにも行かないじゃないの。」というセリフがありました。

と、ざっと18時から3時間半。足はしびれるし、部屋は寒い。最後にはコートもマフラーも手袋もして聞いてましたわ…。

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