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神戸大学天文研究会mixi支部コミュのオ ラ に 力 を わ け て く れ ! !(ダメ出し頼む)

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今度の星まつりで紙芝居をやることになってるんだが、そのストーリーを書いてみたのでここにupする。何かここは変だとか余計だとかこうすれば面白くなるんじゃない?とかあったら助言たのむ。
個人的に気になっているのはもともとは悲しい話だが紙芝居にするにあたってはなるべく後味のよいものにしたかったが、どうも上手い閉め方がわからん。こんな感じでよいのだろうか。

あと特にこういうのはプラネ解説の方々の得意分野だと思うのでぜひ意見をお伺いしたい。




『オルフェウスの竪琴』

むかーしむかし、あるところに、オルフェウスというそれはそれはたいそうな腕前の琴弾きがおりました。オルフェウスが琴を弾けば、たちまち森の動物たちが集まり、草や木でさえも、その演奏に耳を傾けたといいます。オルフェウスは妻のエウリュディケと一緒に、琴を弾き歌を歌いながら毎日幸せに暮らしていました。

ところが、ある日のことです。エウリュディケに一匹の毒蛇が忍び寄りました。「するーり、するり、する、するり…」毒蛇はエウリュディケの足元こっそりと近づくと、えいや!とばかりに噛み付いてしまいました。「きゃああ!!」

なんということでしょう! 毒蛇の猛毒のせいで、エウリュディケはたちまち死んでしまったのです。「エウリュディケ!!エウリュディケーーー!!」オルフェウスは必死で叫びました。しかし、エウリュディケが目を開けることは決してありません。「おお!…愛するエウリュディケが死んでしまった。これから私は何を支えに生きていけば良いのだろう…。」オルフェウスはすっかり悲しみに暮れてしまいました。すると、そのときです。

「元気を出して、オルフェウスさん」
「……この声は…?」
オルフェウスが目を向けるとそこには、お星さまの飾りの着いた服を身につけ、青いとんがり帽子をかぶった、小さな女の子が立っていました。
「きみは一体…?」
「私はマーヤ。星の妖精です。」
「マーヤ?星の…妖精…?星の妖精が、一体どうしてこんなところに?」 
「悲しみに暮れているあなたを見ていると頬っておけなくって、空から降りてきました。オルフェウスさん、どうか元気を出してください。」
「けれど…愛するエウリュディケはもういないんだ。元気になんてとてもなれないよ…。」
「一つだけ…方法があるわ…。」
「どういうことだい? それじゃあエウリュディケを、生き返らせることが出来るって言うのかい?」
「ええ…でもそれは、とても危険で恐ろしい方法よ…。」
「それでもいい。エウリュディケのためならなんでもするさ! 教えてくれマーヤ。その方法を。」
「わかったわ。死んでしまったエウリュディケさんは、今は死者の国にいます。だから、死者の国の王、ハデスに頼めば、エウリュディケさんを取り戻すことができるかもしれない…。」
「よしわかった。では行こう! 死者の国へ、ハデスの所へ!」

こうして、オルフェウスはマーヤとともに、死者の国を目指しました。大きな川を渡り、険しい山を越えて…。それはとても長い道のりでしたが、やっとの思いで、とうとう死者の国の入り口にたどり着いたのです。

「この先が死者の国か……。エウリュディケ、待っていてくれ。ハデスに頼んで、必ずお前を生き返らせてやるからな…。」
そのときでした。
「ガルルルルルルルル!!」
オルフェウスの目の前に、3つの頭を持った恐ろしい犬の怪物が現れたのです。
「ガルルルルル!そこの貴様!貴様は生きた人間だな!どうやってここまでたどり着いたかは知らないが、ここから先へ生きた人間が進むことは許されないのだ!!今すぐ立ち去れい!さもなくば俺様のこの自慢の牙でギッタギッタしてやるぞ!ガルルルルル!」
「な…なんと恐ろしい化け物だ!マーヤ、こいつはいったい…!?」
「地獄の番犬、ケルベロスだわ!とても凶暴な犬よ。戦って叶う相手じゃないわ。どうしましょうオルフェウスさん!」
「ここまで来て、引き返すわけにはいかない。それに戦うことはできなくても、私にはこれがある。」
するとオルフェウスは自慢の琴を手に取り、美しい音楽を奏で始めました。♪ポロン…ポポロン…ポロリン…♪
「すごい…なんて素敵な音楽なの…」
「ガルルルル…この音…なんだかとても気持ち…いい…ガルル…。ZZZZZZZ………。」
オルフェウスの竪琴が奏でる美しい演奏を聴くと、凶暴なケルベロスでさえもたちまち大人しくなって眠ってしまいました。
「やったわね!」
「ああ。これでハデスの所にいける!」

二人はさらに死者の国の奥へ奥へと階段を下りて行きました。そしてとうとうハデスのところまでたどり着いたのです。

「我が名は死者の国の王ハデス。生きた人間がいったいこの私になんの用なのだ。」
「おお…ハデスよ。私の妻エウリュディケは不幸にも毒蛇に噛まれて死んでしまいました。どうか妻を、エウリュディケを元の世界に還してやってください。」
「…なんと愚かな!!一度死んだものは二度と還らぬ。これは誰も逆らうことの出来ない運命なのだ。そのような願いは、断じて承知することはできん。」
「無茶なお願いなのはわかっています。ですが…どうか、この曲を聴いてください。」
するとオルフェウスは再び竪琴を取り出し、演奏を始めました。♪ポロロン…ポロロン…ポロポロロン…。それは死んでしまったエウリュディケへの想いをこめた美しく、そして悲しいメロディでした。
「なんと…これほどまでに妻を思っているとは…」
その演奏のあまりの素晴らしさに、さすがのハデスも目に涙を浮かべて聞き入ってしまいました。
「どうかお願いです。エウリュディケをお返しください。」
「おまえの気持ちはよく分かる。しかし、こればっかりは聞き入れることが出来ない。そういう決まりなのだ。わかっておくれ。」
すると、ハデスの隣で一緒に演奏を聞いていたハデスの妻、ペルセポネも感動の涙を流しながらこう言いました。
「うっ…うっ…。あなた。いいじゃありませんこと。これほど心にしみる演奏をわたくしは聞いたことはございませんわ。」
「うーむ。お前がそう言うのなら…仕方がない。」
「…そ…それでは、良いのですか!」
「ただし、そう簡単にというわけにはいかん。条件がある。お前はこれからエウリュディケを連れて死者の国を出なさい。ただし、地上にたどり着くまで絶対に後ろを振り返ってはならん。もし振り返れば、エウリュディケが地上に還ることは二度とないぞ。よいな。」
「わかりました。」
「それと、誰の助けも借りてはならん。マーヤよ、お前は先に地上へ戻って、この者を見守りなさい。」

こうして、オルフェウスは妻のエウリュディケを連れて地上を目指しました。愛しい妻の姿が見たくて、何度も後ろを振り返りそうになりましたが、グッとこらえて、ひたすら階段を登り続けました。
(がんばって!オルフェウスさん!)(マーヤ)
(しばらく歩く)

(光さす場面に変わって、)
「おお!…あれは、地上の光…とうとうやったよ。なあ、エウリュディ…」
(だめよ!オルフェウスさん!)(マーヤ)
「しまった!」
なんということでしょう。地上まであともう少しというところで、オルフェウスはハデスの言いつけ約束を破り、後ろを振り返ってしまったのです。そこには悲しい顔をした妻エウリュディケがいました。
「さようなら…あなた…。」
エウリュディケはたちまち闇の奥へと、吸い込まれるように消えてしまいました。
「!エウリュディケーーー!!おお!ハデスよ!どうかお願いです。私にもう一度チャンスを!」
(……言ったはずだ。一度破れば次はもう二度とないと。残念だがな。仕方あるまい。)
「うう…そんな…うあああ。エウリュディケ…エウリュディケ…(ToT)!(号泣)」
悲しんだオルフェウスは、食べ物もとらず、ろくに眠ることも出来ず、とても悲しいメロディを琴で奏でながら、あちこちをあてもなくさ迷い続けました。そしてその後、オルフェウスの姿を見たものは誰もいませんでした。

「そんな…。オルフェウスさんは、何処へ行ってしまったの…。エウリュディケさんとは、もう二度と会うことは出来ないのかしら………。あっ。」
マーヤがふと空を見上げると、そこには美しい星座が輝いていました。
「あれは…オルフェウスさんの、竪琴…?」

そうです。オルフェウスを哀れに思った神様が、オルフェウスの竪琴を天空にあげて、こと座にしたのでした。こうして今では、毎年夏のころになるとオルフェウスは天空で美しい音楽を奏で続けているのです。愛する妻や、森の動物たちとともに…。

めでたしめでたし。



(補足)
・神話は多少物語的に都合の良いように変えたり削ったり脚色したりした。
・マーヤが出てくるのはもちろんオリジナル(星まつりのマスコットキャラクター)。
・当日の時間は20分間。所要時間によってはまた削ったりエピソードを足したりすると思う。

コメント(10)

ああ…一つ自分でミスをみつけました。マーヤの帽子は青じゃなくって緑でした…m(_ _)m
ぉぉ〜〜!!
後ろ振り向くとかバカーーーーーーーーーー!!
ほんでハデスめずらしく優しい〜〜♪♪
全然違和感なく読めたョ☆ありがとう、オツカレさま!
でも素晴らしいBGMを見つけるのが難しそうなハナシだね!

めっちゃくっちゃ細かいけど、

「けれど…愛するエウリュディケはもういないんだ。元気になんてとてもなれないよ…。」
「一つだけ…方法があるわ…。」
「どういうことだい? それじゃあエウリュディケを、生き返らせることが出来るって言うのかい?」

を「どういうことだい? まさかエウリュディケを、生き返らせることが出来るって言うのかい!?」

に変えた方が驚いた感満載な感じカナ?……って細かすぎ??笑
ストーリーについて、ではなく、絵についてです。

リオクにおいてある絵の原案を見ました。死者の国に入っていくシーンですが、一般的にどの本でも冥界の入り口は洞窟として描かれるのですが・・・

あと、これは僕の好みというだけなのですが、カロンの出番もほしかったかな・・・。
>のぎ
サンクス。早速修正した。

>Monoceros
おお。見られてしまいましたか。確かにストーリーは調べたけど絵に関しては殆ど自分の先入観で描いてしまった…。なんとか修正してみようとおもいます。ありがとう。
>カロン
所要時間20分に満たなかったら&新しい場面を描く余裕があったらその話も追加するかもしれません。
モエモエのストーリーが、ってわけじゃなくて、いつもこの神話で疑問に思うことがあって。
なんで、後ろを振り返ったらあかんのかな?そもそも、後ろを振り返りたくなる心理になる要因がいまいち分からんかったりする。そりゃ、愛しの妻が生き返るんやから、早く顔を見たいのは分かるけど、生き返るんやからちょっとくらい我慢しろやぼけ、と穿った見方をしてしまうのは僕だけでしょうか・・・汗 もっとこう、「あぁ、見たい。早く見たい見たい。好きすぎて訳分からんから、早く見たい!!」っていうパニック感があった方がしっくりくるかな。
あと、これも神話にお決まりやけど、空に上げて星座になりましたとさ、めでたしめでたし・・・って、全然めでたくない!!もう少し、なんで星座になってよかったのか、オルフェウスはどうして星座になることで、妻や森の動物と楽しく暮らせるのかを、しっかり説明してほすぃ。
ってなわけで、神話に対する個人的な疑問と要求なわけで、全くアドバイスにはなってないです。すいません。
欲を言えば、こういった点を、Ver.モエモエでは、描写したら、すっきり伝わるかもかも。
それにしても、お疲れ様です。
>アップルティーさん
ものすごくお気持ちはわかります。でもギリシア神話に自然な心理描写とか行動とか求めても無駄な気が・・・って思います。ゼウスからしてもうなんかアレですし・・・。

まあでもそれは元々の神話の話であって、紙芝居としてひとつの作品にするからにはちゃんとしなければなりませんね。

この話、暗い話だから子供向けではないんでは?って実行委員長にだいぶダメ出しされましたよ・・・とほほ。でも、個人的にはこの話は「一度失った命は絶対に戻らない」というようなメッセージがあるような気がしてます。オルフェウスが振り返っちゃうのもハデスの計算の内で、諦めさせるためにわざとこの試練を与えたとか?・・・というのは、ちょっと妄想しすぎですけれども。今の子供たちは「人は死んでも生き返る」と思ってる子もいるらしいです。だから命の大切さの実感が薄れてきている現代の子供たちに贈る隠されたメッセージなのですよこれは!・・・ってウソです。今こじつけましたー!!

>オルフェウスはどうして星座になることで、妻や森の動物と楽しく暮らせるのか
元々の話は「琴座が悲しげに輝いています」ってだけで、オルフェウスが幸せにどうのこうのはなかったんですが、やはり子供向けにハッピーエンドがいいだろうってことにしました。でもこれは「どうしてそうしたか」であって、「どうしてそうなるのか」の答えにはなってませんね・・・。うーむ。

星になるっていうのはつまり死ぬってことだから、死んだらみんな宇宙とひとつになるんだーわーーーい!!みたいな。手塚治虫の火の鳥みたいな世界観。とかだめですか(・●●・)だめですよねー。はい。

ちなみに動物たちというのは、物語上では言及していませんが琴座の周囲にあるはくちょう・わし・こぎつね・こうまなどの星座のつもりです。紙芝居の絵でそれとなく表そうと思ってます。

ラストは確かにちょっとあっさり終わりすぎてる(正直、書いてるとき最後でだれた・・・すみません)感があるのでもうちょっと変更を加えてみようと思います。貴重なご意見、ありがとうございました。
あ、それと。

>なんで、後ろを振り返ったらあかんのかな?
妻はまだ死者なわけですから、冥界を出る前に振り返ったら、バイオハザードのようなゾンビ状態なのかもしれません。

なんか、日本にも似たような神話があるらしくて、よくおぼえてないけど振り返るとそこには腐乱した死体があった・・・みたいな話だった気がします。
そっかぁ。なかなか苦労があるみたいですね。
僕は言うだけですから、あんまり気にしないで下さいね。
言うは易し、行うは難し。
頑張って下さいっ☆
ほんま絵すごかった!!
ほんまオツカレです>< あまり力になれなくてゴメンね↓
たしかに、星になりましたとさ。っていうの多いよねぇ〜w
でも一生形になってるっていうのはやっぱり「めでたしめでたし」なのかな。
みなさんどうもありがとうです。

ところで、関係ないけどこのトピすごく見るのだるいですよね。。。毎回長いのスクロールしなくちゃいけなくて。特に携帯からだとやばいですね。すみません。台本の内容は1に書けば良かった。トピ立て慣れてなかった。今ではとても反省している。

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