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怖い話スキーコミュの肩に

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前回、『緑』の話から緑色のおじいさんから助けてくれた人物と最初に接触したのは幼少の頃でした。

当時住んでいた家は築40年も立っていて、庭の裏には小さな墓地があったこともあり友達からはお化け屋敷言われ、その言葉通り不思議な体験を経験することはしょっちゅう。

そんな中、兄が途中で留学するのをキッカケに兄の部屋だった2階が洗濯物を干すベランダに通るぐらいで普段使わないものとなりました。部屋がなかった私はすぐそこを遊び場として、一人で兄の持ち物を勝手に使ったり、押し入れに隠れたりと色々遊んでいた記憶があります。

そんな時、一人で部屋に入ると突然、普段自分が家族に呼ばれる「○○ちゃん」と呼ばれました。
「えっ?」
母かと思ったのですが、その声とはまったく違うもので、誰もいるはずのない耳元で言われたので一瞬何のことだか分からず、そこに急に胸の心臓部分が銃で撃たれたような痛みがしました。

その痛みでうずくまると、突然何かに乗っかられたような感覚がします。
『あれ……なんだ』
起き上がろうにも、すごい力で押さえつけられているようで動けず、なぜか声が出ません。

すると突然、背中に『バンッ』と何か手で叩かれたような痛みがありました。
それと同時にふっと胸の痛みが無くなり、身体も軽くなって動けるようになりました。
何も分からないまま、そのことが過ぎ、その夜に母と一緒にお風呂に入ると自分の背中には誰かに叩かれたような手の跡がくっきりと出ていたようです。

これが私が最初に『彼女』と接触した時のことです。

コメント(9)

前回から読ませて頂いてます(^p^)
その方は女性なのですか*

続きが気になりますね…!
続きです。

そのことから1年後ぐらい。

地元ではそれなりに有名だったもので『呪い石』というものがありました。
そこにはなぜかエジプトのスフィンクスの顔をした大きい石があり、その隣に問題の少し大きめな石がありました。

母も何度か、その噂を聞いたことがあるらしく、なんでもその石に立小便をしたおじさんが、そのあとに不慮の事故が亡くなったことをきっかけに色々な噂が流れたそうです。それからその石は呪われている石とされ、あまり近づくものもいませんでした。
そんな中で子供だった私は信じるはずもなく、いたずらでその石をあろうことか補助輪付きの自転車を漕ぎながら、片足でその石を思いっきり蹴りました。

その日は何事もなく、次の日に父と一緒に自転車で公園にキャッチボールをするため
に向かっていたときのこと。
段差がある歩道でバス停があり、そのすぐそばにはベンチがありました。
しかし、それがあってか狭い歩道だった為に人が一人ぎりぎり通れるくらいスペースしかありません。

そこに差し掛かると、突然「ガタンッ」と何かが補助輪に引っ掛かりました。
案の定、そのベンチで、そのまま自転車ごと横にあった道路に倒れこみ目の前には車が。
「危ない!」父が思いっきり叫び声をあげ
気づいた時には車のバンパー下に空いている部分に顔が入った状態で、もうすぐでタイヤの前輪が自分の顔に当たりそうでした。

何とか助かり、父が運転手に感謝を言いと
「いや、その子の後ろでしきりにこっちに手を振る子供がいて、なんだろうと思ってみてたら、急に倒れたので」
と運転手が言いました。

ですが、そんな子は後ろを見てもいるはずなく、それまで走ってきて、そんな子供とすれ違ったこともありません。
でも、そこはもうすぐ先に横断歩道があり、信号の手前だったので注意が信号に向けやすい場所でしたので、その運転手がこちらに注意を向けなければ、今頃は……。


そんなキャッチボールをし終えた、公園の帰り道。

いつものように父と自転車を走らせると、いきなり突然「ガシャンッ」と大きな音を立てて父が自転車と一緒に転がりました。
「どうしたの!?」
と、声をかけるといきなり父が「ごめん」となぜか謝る始末。

どうも父はなぜだが、自分が乗っていた自転車に当てなくちゃならないという考えが浮かび、それを行動に移そうとした瞬間に何か横から蹴られたように自転車を転ばされたと言いました。
それで我に返ったのか、ごめんという謝罪の言葉でした。

これはあの呪われ石が原因なのかもと思った私はすぐ父と一緒に近くにあった、あの石まで行き「ごめんなさい」と頭を下げました。

それからは何も起こらず、しばらく事故になるようなことはありませんでした。


長いですが、まだまだ話は続きます。
続き2です。

長い間住んでいたその家も引っ越して、都会で新築の家に引っ越しました。
これで不思議な体験も無くなるだろうと思っていた束の間、はじめて、そこで過ごす小3の時の冬休みの時。

兄も長い留学を終え、その家に帰り、しばらくすると突然41℃という高熱になりました。そして、それからも私も変な咳が出始めて、病院に行ってみると肺炎。
兄も肺炎で、あろうことかそれまでなんともなかった姉も肺炎となりました。

兄と姉は救急車で運ばれ即入院となりましたが、私だけ子供だったからか回復能力も高く入院することはなかったのですが、それでも苦しくなったりとしていました。

そんな時にふと2階から1階の階段に下がる途中で、玄関の方をみると、たぶん大人の男ぐらいあり囚人服のような黒白のボーダー柄の人影が和室の方へとかけて行きました。
しばらく、何のことか分からず見てみると、そこにふっと髪の長い女性がそのあとを全速で追って行きます。

「なんだなんだ?」

と思った私はすぐにその和室に行き、障子をあけるとすっとお線香の香りがしました。
しかし、そこは和室といっても仏壇などはなく、タンスや使わない荷物の倉庫としていた場所なのでお線香があるはずもありません。
誰かいないのか確認するも、いなく。
見間違いだったと思いました。

ですが、なぜだがそのお線香の香りを嗅いだ瞬間に気分が良くなり、肺炎もすぐに良くなりました。
それからすぐに兄が退院し、姉も退院していきました。


後に分かったことですが、近所に聞くと、家がある土地は元々小さい病院で結核や肺を患った患者が多かったとのことでした。

それからは大きな病気には一切ならず、冬休みが終わる頃には全快していました。

しかし、あのとき見たボーダー柄の男に見覚えはなかったのですが、髪の長い女性はどこかで見たことあるような感じがしました。

思えば不思議体験しまくってますが、どうもこれには理由があるようで次に続きます。






続き3です。

そして、前に書いた『緑』のことがあったりと段々と自分には何か憑いているのかもと思うようになりました。

時は過ぎて、高校生のとき。

そんな体験もあってか心霊現象などオカルト好きな人間になった私は母から親戚に予知能力ができる叔母さんがいることを聞きました。
なんでも、その人を見ただけで予知ができるらしく、ボランティアでお金も取らないで占いみたいなことをしているみたいでした。

それからお正月。
母方の実家には大勢の親戚が来ていました。
そして、その件のおばさんももちろんいました。
母に紹介してもらい話を聞くと、突然
「ちょっとお母さんには伝えられないことあるから話をしよう」言われました。

母がいない場所でそのおばさんから真正面で話を聞くと、なぜだが私の目を見ていなく、私の右肩当たりにおばさんの目がいってます。

すると突然「あなたもたまに夢で見た出来事が本当になったりした経験もあるでしょ?」と言われました。
確かに言われてみれば、デジャヴのような感覚でそのようなことが何度かあります。
しかし、それを見てから数か月後とか、しかもどうでもいい場面なので深く考えてはいませんでした。

「あとあなたの右肩にちょっとあなたとはお姉さんぐらいのお姉ちゃんがいるんだけど」
一体何を言ってるのか分からず、ただ黙っていると
「ああ、たぶんあなたの守護霊とか言われているものみたいと思うけど……最近あなた自身に何か変わった言動はない?」
と質問されました。

恥ずかしい話ですが、その時私の趣味は舞台劇鑑賞だったり、好きな女性芸能人もおらず、好きな男性芸能人の方が多いレベル。
そして口調も外では大丈夫なんですが、家にいるときだけなぜだがおばさんみたいな口調になったりとしていました。

そのことを言うと「まあそれぐらいなら支障ないと思うし、ずいぶん助けられているみたいだから大丈夫ね」
と叔母さんは笑いながらポンと自分の左肩を叩きました。

それと、不思議な体験が多かった原因を聞いてみると「純粋な子供で変に強い霊感がありすぎると、悪霊を呼びやすいから」と言われました。
ただもう高校生だったので、昔ほど何か起こるようなことはないとも。

そして最後に「このことはあなたのお母さんには内緒にね。悲しむと思うから」
とこの話をしたのは秘密ということになりました。


また時は立ち、ふと兄から自分の出生のことに関して話していたことがありました。
その時、私は何かの原因でこのまま生まれると両腕がない状態になると医者から言われていたので母と父も気が気じゃなかったと言っていました。

「まあ母さんもその前に流産してるからな」
「えっ?」
初耳でした。兄は自分から驚いたのを見て「あ、これ話ちゃまずかったか」としまったという顔をしました。ですが、しきりにそのことを聞くと渋々、兄は口にしました。
「いや、実は女の子が生まれる直前でな。だからお前が母さんのお腹にいる時は女の子だったと、最初はみんな思ってたんだよ」


そして、その兄と話をし終えたあとリビングから出ようとしてガラスがところどころはめられているドアを開けると、そのガラスに自分と右肩にはもう一人の女性が映りました。

一瞬だったのですが、間違いなく私の顔ではなく、姉と少し似ている顔でした。

それから自分の中でこれまで体験した出来事で助けてくれたのは誰だったのか確信できました。







以上です。

長いお話付き合ってくださってありがとうございました。

あのあとまたおばさんに話を聞いてみると
「なぜだが、一緒に成長している」
と言われました。あと完璧に自分の趣味がやや乙女チックだったりする原因らしいです。
《緑》から読ませていただきましたぴかぴか(新しい)

不思議な体験がとても想像できて、守ってくれていることに感動しましたほっとした顔
一緒に成長されているところが、ステキですね!
< ニーチェさん
ありがとうございます。
五体満足でいられたのは彼女のおかげだと思います。

< ヤンボーさん
しかし、そればっかり良いだけではなく叔母さん曰く何か支障がないかと聞いたのは、どうも溺愛されすぎているということでした。あんまり女っ気がないようなら、ちょっと心の中で怒ってみるんだよと言われてしまいました。

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